_ ページ8
.
海と陸のパークをそれぞれ1日ずつじっくりと堪能し帰宅のため、車に乗ろうとすると
亮平「俺が運転するよ」
A「え?」
亮平「来るとき、ずっと運転してくれたでしょ?」
A「そうだけど」
亮平「それにちょっと眠いでしょ?(笑)」
A「あら、バレてた(笑)」
亮平「居眠り運転されたら危ないから」
A「ありがとう」
亮平くんに車のキーを預け、後部座席に座る。
亮平「じゃあ、出発するよ」
A「はーい!」
亮平くんの運転する車に揺られる。
亮平「昨日寝れてなかったでしょ」
A「何で知ってんの?」
亮平「すーっとベットの中でもぞもぞしてたじゃん(笑)」
A「もしかして寝るの邪魔しちゃってた?」
亮平「いや、俺も興奮して寝れなかったから大丈夫」
A「てか、そしたら亮平くんも眠いんじゃない?」
亮平「大丈夫だよ」
A「運転、ありがとうございます」
亮平「いえいえ、寝れそうだったら寝ていいからね。」
A「うん」
亮平くんとしばらく他愛もないことを話していたつもりなんだけど、気づいたら亮平くんの温度を感じながら揺れている。
亮平「起きた?」
A「起きました」
亮平「おはよ」
A「おはようございます」
亮平「まだ眠そうだね(笑)
寝てていいよ」
A「うん……。ん?ここどこ?」
亮平「今はマンションのエレベーター。もうすぐで着くよ」
A「そうじゃなくて。いや、そうじゃないこともないんだけど、ここってもしかしなくても亮平くんの背中だったり…？」
亮平「しますね」
A「おります。おろしてください」
慌てて亮平くんに降ろしてもらう。
亮平「何でそんな慌てるのよ(笑)」
A「いや、亮平くんつぶれちゃう」
亮平「俺はそんな軟じゃありません!」
A「いや、ほんとケガとかされたらたまったもんじゃなもん」
亮平「まぁそれはそうだけど」
話しているうちに目的の階に着き、ポーンと柔らかい音と共にドアが開く。
部屋まで二人で歩いている時にふと思った。
A「そう言えば荷物持ってないですよね?部屋戻ってどうします?」
亮平「そうじゃん。一旦、Aちゃん寝かせてから荷物取りに行くつもりだったから何も持ってきてない(笑)」
A「すみません」
亮平「何で謝るのよ(笑)取り行こっか」
頷くと手を取られ2人で駐車場へ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 346人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：☆ゆゆまる☆ | 作成日時：2023年3月12日 21時
