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怜音「じゃあ、俺行くね」
A「え?」
怜音「また明日な」
A「え、ちょっと怜音!」
亮平「Aちゃん、もう少し危機感持ってね」
A「え?」
亮平「まぁ人妻に手を出すほどの非常識ではないと思うけど」
A「人妻って」
亮平「Aちゃんは俺の奥さんでしょ?」
A「もちろん」
亮平「じゃあ人妻じゃん」
A「そうだけど。もしかして怜音のこと気にしてる?」
亮平「そりゃ、ね」
A「怜音は何にもないよ、ただの幼馴染」
亮平「うん、疑ってはないけどAちゃんかわいいからさ。
俺が盗られちゃわないか心配なの」
A「大丈夫、亮平くんしか見てないよ」
そう返すと左手が温かいものに包まれる。
亮平「よし帰ろ」
A「うん」
2人で手をつないで帰る。
A「あ、マネージャーさん大丈夫?」
亮平「ん?大丈夫でしょって『すぐ戻るの?』『イチャついてるの丸見え』だって」
A「イチャついてないし、恥ずかしい」
亮平「イチャついてないなら恥ずかしくないでしょ」
A「ほら、車平気なの?」
亮平「自力で帰るって伝えた。ほら」
そう言ってマネージャーさんへ送ったメッセージをニコニコ顔で見せてくれた。
A「ほんとだ」
もう一度手を握り直して家に向かう。
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作者名：☆ゆゆまる☆ | 作成日時：2023年3月12日 21時
