Valentine ページ4
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いつもより少し早めに起きて、身支度を済ませ、亮平くんから頂いたコートを羽織って車のカギを持ち、準備OK!
A「亮平くんできたよー」
亮平「はーい」
2人で駐車場に下り、亮平くんが自分の車に行こうとするのを止めて、まだ新しい車の方へ誘導する。
ウチが運転席、亮平くんに後部座席に乗ってもらい、いざ出発!
スマホを車のスピーカーに繋ぎ、夢の国の音楽を流しながらテンションをあげていく。
亮平「いつの間に免許取ったの?」
A「亮平くんがライブ頑張ってる間に教習所行ってたの」
亮平「車は?」
A「ちょっと早い卒業祝いって兄2人がくれた」
亮平「じゃあめめ知ってたの?」
A「ウチからは言ってないけど、凛くんから聞いたみたい」
亮平「教えてくれてもよかったのに」
A「ドッキリ(笑)」
亮平「大成功だよ」
A「やった
あ、運転は安心してね。怜音に乗ってもらって練習もしたから」
亮平「めめ?」
A「ううん、幼馴染の方」
亮平「怜音くんが初めてAちゃんの運転乗った人?」
A「そうだね、この前もアッシーにされたから」
亮平「そっか。じゃあ今度俺もお願いしようかな」
A「ウチの運転でよければ」
瞬く談笑していると、だんだん亮平くんの会話のテンポがゆっくりに。
ミラー越しに見てみると少し眠そうな亮平くん。
まだ日も昇って無くて早朝とも言い難い時間だもんね。
音楽をオルゴールに変えて音量も少し下げる。
しばらくすると小さな寝息が聞こえてくる。
どうやら亮平くんは夢の中に到着したみたい。
夢の国まではもう少しかかりそうなので、途中のコンビニで止まって、車内に置いといたブランケットをかけてあげ、再出発!
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作者名：☆ゆゆまる☆ | 作成日時：2023年3月12日 21時
