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メニューを見ながら食べるものを考えていてふと思った。
A「そういえばさ、いつまで付いてくるの?」
蓮「帰るまで」
A「蓮くんのなんか買いに来てたんじゃないの?」
蓮「俺はもう買えたからいいの」
A「にしても妹のデートに合流する人ってなかなかいないよ」
蓮「よそはよそ、うちはうち」
亮平「それにしても心配しすぎだよ」
A「亮平くん!」
後ろから急に声がして振り返ると亮平くんがいた。
亮平「遅くなってごめんね」
A「こっちこそ任せちゃって……。ありがとう」
亮平「どういたしまして」
私の隣に座った亮平くんはさっきまでは持ってなかった紙袋を持ってた。
ご飯を頼んで待っている間、相変わらず蓮くんは質問マシンガン。
亮平くんが一つ一つ丁寧に答えてくれててなんか申し訳ない。
ご飯が届いてからも蓮くんの質問は止まらない。
正直ちょっと鬱陶しいなと思っていると
亮平「Aちゃんの小さい頃てどんな感じだったの?」
亮平くんの反撃。
蓮「Aの小さい頃?人見知りで俺や凛、後は幼馴染の怜音にずっと引っ付いてたな
俺らがどこか行こうとするとチョコチョコ後ろついて来たりしてかわいかったよ。あ、写真見る?」
なんて言ってスマホのフォルダーに眠らせてある幼少期のうちの写真を見せる。
A「あ、ちょっと恥ずかしいからやめてよ」
亮平「えー、いいじゃん」
A「いくない!」
亮平「めめ、その写真送ってくれない?」
蓮「いいよ、その代わり阿部ちゃんもなんか送って」
亮平「なんか、ね。あ、これとかどう?」
蓮「それかわいい!」
男性二人で何やら盛り上がってます。
恥ずかしい……。てか、こんな(って言うとお店に失礼だけど)場所じゃなくてせめて楽屋とかでこっそりやってくれないかな……。
食事が終わって、2人の会話の落ち着いたところでお店を出て、今度こそ解散。
蓮「じゃあね」
A「うん、またね」
亮平「また明日!」
そう言って別れたんだけど
蓮「あ、A!忘れ物」
A「ん?」
なんか忘れるようなものあったっけ?と振り向くと、かわいらしい袋を渡された。
蓮「遅くなったけど就職おめでと。頑張ってね」
A「ありがとう」
蓮「阿部ちゃん、こいつ無茶しないように見張っといてね」
亮平「了解!任せといて!」
蓮「んじゃ、また明日」
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作者名：☆ゆゆまる☆ | 作成日時：2023年3月12日 21時
