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学校が楽しいって最近すごく思ってた
体育祭もあともう少しだし、
友達とも毎日笑いあえてるし、
幼なじみとも仲良くしてるし、
好きな人とも少しだけ近づけた
でも、彼の言葉で怖くなった
《俺、相葉ちゃんみたいな子嫌いなんだよね》
私、大野くんに何か悪いことした？
気に触ること言ったりした？
なんかしたなら謝るから
あの日、私が言えなかった言葉が今もぐるぐる頭の中で巡ってる
大野くんから逃げるように帰ってから3日が経った
私はあれ以来生徒会室に行ってない
「あんた、今日も行かないの？」
ニノは私があの日帰った理由を知らないからいつも優しく聞いてくれる
「ごめん、今日もちょっと具合悪いから、櫻井くんと大野くんにごめんねって言っておいて」
「ちょっ！おい！」
ニノが止める声を無視して走って教室を出た
走っててもまた大野くんの声が頭の中に響く
あんなに優しくしてくれた大野くんが
やさしく笑ってくれた大野くんが
全部嘘だったの、、、？
視界がぼやけて前が見えなくなった時、
《ドンッ！！！》
勢い良く誰かにぶつかってしまった
けど、それがすぐに誰だかわかってしまった
「痛ッてーよ！」
どうしてこんな時に
「さ、くらいくん？」
あなたに会ってしまうんだろう
「って！相葉かよ！！！お前！仕事はさぼるし、俺にぶつかるし！なんなん、、
お前、何かあったのか？」
怒ってた櫻井くんが急に優しくなるから、溢れそうだった涙はついにボロボロとこぼれてしまって
止めようと思っても止まらなくて
「こっち来い」
そんな私を櫻井くんはそっと手を繋いで誰もいない裏庭へ連れて行ってくれた
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作者名：ちー | 作成日時：2015年8月21日 21時
