じぇるぅと(長め) ページ31
お風呂から上がり
リビングに戻ってみると、ジェルくんが自分のバッグの中から紙袋を取り出しているところだった
『それ…何?』
隣に寄って手元を覗き込んでみる
「ん?これな、今日同僚にもらってん〜。でな、こんなもんをもらってん」
ジェルくんが取り出したのは
『お菓子と…ネコ耳?』
可愛いお菓子と黒くてちょっと大きめの耳が付いたカチューシャだった
『仮装用ちゃう?」
『ふ〜ん…』
それを手に取ってみる
『そうだ、ジェルくん付けてみてよ』
「んふふ、なんでオレやねん(笑)こんなんるぅと付けるんちゃう?」
『え〜、だって絶対ジェルくんの方が似合うもん』
「いーや。さ、オレお風呂入ってこよ」
ジェルくんはそのままお風呂に行ってしまった
『このネコ耳可愛いぃな〜』
ジェルくんが付けたら絶対萌えるのに…//
ちょっとジェルくんが居ない間に…
鏡の前でネコ耳を付けてみる
うわぁ〜…
なんか面白いかも…(笑)
15分後―
「るぅと〜何かお腹空いた〜」
まだ半乾きの髪をいじりながら
ジェルくんがお風呂から上がってきた
『もぅ上がったの?早かったね〜』
ジェルくんの方を振り返る
すると
「……」
無言でじ〜っと見つめられてしまった
『…?』
「……るぅとが…ネコや」
『…あぁ〜!!付けたまんまだった//』
僕は自分の頭に手をやる
「ストーップ!」
『へ?』
少し大きな声にビックリして、一時停止してしまう
「もぅちょっとそれ付けとき♪」
『ヤだよ、…//』
「だーめ、」
そう言って
ジェルくんはソファーに座って僕の隣に腰をおろす
「な、るぅとここおいで」
足を広げ、その間を手でぽんぽんとする
柔らかく笑いかけてくるジェルくんに何故か照れてうつむいてしまうけど
『うん。//』
素直にそこに移動した
「それ、めっちゃ可愛えぇやん♪」
後ろからそっと抱きしめられる
『…//』
「気に入った?」
『ちがっ…//直ぐ取ろぅと思ったんだけど…忘れてて…//』
「ふ〜ん(妖笑)」
何か企み気味に笑う
「…なぁ、ネコさん。気持ちい事しよっか♪」
耳元で囁かれる
『え?//』
「あかん?」
『だ…ダメだよ//…ジェルくんお腹空いたんでしょ?//何か作るよ//』
そう言って
ジェルくんの腕の中から逃げようとする
けど、
ジェルくんの強い腕にギューッと強く抱き止められた
「このお菓子があるからえぇの」
そう言って僕の腰に回されていた手が、さっき広げたお菓子の方に伸びる
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ひまですぴよ - ころるぅイラスト最高です…どうやったらそんな可愛い絵が描けるんだ…_:(´ཀ`」 ∠): (2022年4月9日 16時) (レス) @page41 id: 501351b8eb (このIDを非表示/違反報告)
水ソース - ころりーぬ、、、最高☆ (2021年9月5日 16時) (レス) id: cf45e8bd2c (このIDを非表示/違反報告)
水ソース - やっぱりりいぬくん受けも最高よね、、((ん? (2021年9月5日 16時) (レス) id: cf45e8bd2c (このIDを非表示/違反報告)
りん - 続編のパスワード教えてください! (2021年8月18日 16時) (レス) id: 8604b433e3 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ。 - すごく面白いです! (2021年7月9日 19時) (レス) id: 1714ec8971 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:殺夜 | 作成日時:2019年3月22日 1時