暮らし

発見.雄大 ページ5

雄大side


今日は レコーディングが長引き 帰りが遅くなった。


ほかのメンバーは もう帰ってて

だから 俺も急いでいつもの道を歩く








誰も知らない俺たちだけの秘密






それは メンバーみんなで暮らしてること




シェアハウス



ってこと





まぁ メンバーだし 仲もいいから 楽しいけど
バレたくないから 森の中にある家に住んでる




今はもう慣れたけど 暗いこの道は 動物とか いそうで





例えば ヘビとか くまとか あとは…








雄『人？』









それは 予想外ですよ




静かに近づこうと思ってたけど 周りにある草が音を出し 余計に 怖がらせてる





近づくうちに気づいたことがあり


ショートヘアーの女の子
スマホかな？あまり明るくないけど 光るものを持ってて

怖がってるのか しゃがんでて…





雄『大丈夫ですか？』








なにも 喋らない子は 泣いてるのか 少し 頬が濡れてた



大人だろうが 子供だろうが こんな暗いところに
ひとり置いていけない






だから 家に連れてくことにした



あぁ〜家に帰ったら どう説明しようか…




人拾った？



いや、これはないな！

でも絶対 想太 変な事言うよな〜







こんなことを考えながら 着いた俺達の家





玄関へ 入るとはっきり見える女の子の顔

癖なのかな､下唇を噛んでた







とりあえず 温まってもらおうか!





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