殺人鬼達と元殺人鬼 (ページ7)

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偶然、部屋から出てきた白黒でピエロの様な服を着た大男が痛がる彼女を見かけて近く。

LJ｢ねぇ？君…見かけない顔だね？ていうか、大丈夫？｣

A「っ……大丈夫です…」

LJ｢怪我してるね、あ！良かったら飴あげるよ？リラックスする時にでも食べて？｣

男は袋から飴玉を一つ出して渡す。

A「ありがとうございます…」

部屋に入り、ゆっくりとベットに横たわる。

LJ｢…新しい住人かな？それにしても可愛かったな♪
夢で会える事…楽しみ｣

ジェフ｢ごちそうさまでした！！！｣

スレンディ｢早いですね｣

彼は大急ぎで２階へ向かうとさっきの白黒のピエロとぶつかる。

ジェフ｢いってぇ！？あ、ジャック…｣

LJ｢やぁ？朝から騒がしいね？何なの？｣

ジェフ｢今日、新入りが来たからソイツに訳を聞こうと思ってな…｣

LJ｢あー…さっきの女の子やっぱりそうだったんだ？｣

ジェフ｢会ったのか？｣

LJ｢うん、会ったよ？なんか痛そうだったな…｣

嬉しそうな笑みを浮かべていた。

ジェフは嫌な予感がしたのか、彼に(まさか飴をあげたのか？)と問う。

LJ｢あげたよ？夢で会うの楽しみだな～♪って思ってね｣

その嫌な予感は的中した。

急いで彼女の部屋へ行く。
ジャックはその急ぎっぷりを見て、少し驚いた顔する。

LJ｢珍しいなぁー…いつもは見て見ぬフリをするくせに…あんなに慌てて行くなんて｣

走り去る彼を珍しそうに見ていたらお腹が鳴り、1階へ行く。

その頃、彼女は貰った飴を見ていた。

A「美味しそう…」

それはとても綺麗で淡いピンク色の飴玉。

普通の飴玉とは違わないのに何故かうっとりしてしまう。

食べるとほんのりとした甘酸っぱい味で、イチゴ味だった。

？？？｢あーあ…食べちゃった｣

突然、窓の方から声がしたのでビックリして飲み込んでしまった。

見たら、黒髪に毛先がマゼンタ色に染まって、肌は青白い。

男がAを見て、クスクスと笑っていた。
彼を見た時、驚きと緊張のせいで心臓が高鳴る。

A「っ…」

彼は側まで来て、頬をそっと触る。

スティンク｢どうしたの…？まるで幽霊を見ているかのような目で…｣

Aは忘れもしなかった、人生の全てを狂わせた張本人だから。
ここでようやく口が開く。

A「当たり前でしょ？私の人生をめちゃくちゃにしてくれたんだから」

その言葉を聞いた時、彼はまた笑った。