ユンジョンハンの隣

#25 ページ25

『これ』









しゃがんでいる彼女と視線が合う









『あっ』









小柄な彼女は以前ジョンハンに告白していたヘリョンちゃんだった









近くで見るとほんとに可愛くて見とれちゃう









｢え、え、え？？Aちゃん｣









自分の名前が彼女の口から出て、顔を見ると照れ笑いをし顔を赤く染めていた









『えっと、私の名前…。どーして？』









｢あ、えっとえっと。｣









『ん？』









｢あの、わわわ私、Aちゃんのファンなのっ！｣









『……………っへ？』









まぬけな声が出てしまった









『ファン？？？』








｢うん！！！｣









目の前の彼女は私の目を真っ直ぐに見つめる









ファンって何？！？！









｢Aちゃんは、きっと覚えてないとおもんだけどね｣









と、下を向きながら話し出す









｢ここの受験の日にね、私すごい緊張してて前日不安で寝れなくて……。


混んでる電車の中で席に座れなくてもう倒れる寸前だったの



そんな時にたまたまかも知れないけど、Aちゃんが席変わってくれたの。


すごく嬉しかったし助かった。


その反面申し訳なくて、謝っても気にしないでって笑うAちゃんがとっても綺麗で、私一目惚れしちゃったの



それから、入学してから何度かAちゃんを見かけて、人の手伝いしたり誰にでも笑顔で接したりしてる姿みて、凄いな、カッコイイなって


いつの間にかファンになってた｣









軽く微笑む彼女を見て、なぜか胸がきゅーっとなった








入試の日の電車の子は、この子だったんだ








あの時も可愛いなぁって思ってたな









あのねと再び声をかけられ、我に返る









｢Aちゃんが嫌じゃなかったらなんだけどね、お友達になってくれないかな？｣









不安そうな顔を向け、お願いされる









『うん、そんなのいいに決まってる』









小柄で可愛くて、とってもいい子で









こんな友達素敵じゃない？？









｢ありがとう｣









満面の笑みでこっちを見る









この笑顔、私が男の子だったら惚れてるよーーーー


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あの、私今気づいたんですが、

タイトルの事なんですが、、、

私の隣にはいつもあなたが

のはずが、なんと

私の隣にはいつもあなたがが

と、｢が｣が2つくっついてた。笑

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