■似た者同士／紫 ページ10
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勉強の疲れも、面倒な人間関係も、隠し撮りした好きな人の写真を眺めるだけで忘れられる。
……一つ年下の後輩、ショッピくん。
元は、仲のいい鬱くんから紹介されてショッピくんを知った。初めは塩対応だし掴めない子だと思った。でも話していく内に、猫好きでゲームが好きなところとか……あまりにも私と共通点が多くて、彼に惹かれていく自分がいた。気付いたら、好意を持ってて。
『はぁ……』
けれどこの恋はきっと、叶わない。
前にショッピくんのクラスを通りがかった時、教室に彼がいた。……すぐ近くには女子生徒も。窓辺で話していたから表情はよく分からなかったけど、お似合いって感じで、ショッピくんにとって私はただの先輩でしかないんだと分かってしまった。
それでも簡単には諦めきれないもんで、少しでもショッピくんを感じていたいとストーカー紛いな行動をしてしまうようになった。
やめなければいけないと頭では理解してるのに、体は言うことを聞かない。中々抜け出せず仕舞いのままだった。
「A先輩、今日一緒帰りません？」
本当に、偶然が重なった。
私が放課後誘おうと思っていたのに、お昼休みにショッピくんは私のクラスにやって来てそう言ったのだ。いいよ、とそれとなく言ったものの内心はすごく嬉しくて堪らなかった。…多分、ニヤけてたと思う。
│
放課後。
好きな人の隣にいる。それだけで十分幸せを感じた。いつも通り最近話題のゲームの話でもしようかと思った瞬間、ショッピくんが口を開いた。
「…今から
『え……もちろん、行く！』
まさかの彼からのお誘いに興奮気味に返事をしてしまう。まずい、期待してる人みたい……。
変に思われてないかな、とチラリと彼を見ればいつもはあまり変わらない表情が少し嬉しそうに見えた。良かった、大丈夫そう。
見せたいものって何だろう……？
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もちもち太る♪(プロフ) - おもっっっしろかったです!!ヤンデレの狂気性とかが忠実にそれでいてどこかふわっと表現されていて読みながらニヤニヤしてしまいました💦神作品をありがとうございました!! (1月10日 2時) (
レス) @page16 id: 511e4bb1f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋雨氏
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/R9uf2SJKvFrqI87
作成日時：2023年12月11日 1時
