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「その夢に出てくるヤツって誰なん？」
ゾムがそう訊いてきた。
…さぁ、どんなだっただろう。いつも逃げるのに必死で姿をしっかりと見たことはなかった。ただ自分より大きくて力が強い。きっと、男の人だと言えば彼は軽く笑い声を漏らした。
「ﾌﾊｯ、す、すまん、なんか可笑しいねんな」
……違和感を感じた。いや違和感は彼と二人きりになってからずっと感じていたが。でもその違和感を知ってしまったら、と嫌な予感がして聞けない、聞けなかった。
「どないする？もうこのまま帰るか？」
『…あ、うん、そうしようかな』
「じゃああいつらに連絡するわ」
ゾムはスマホを耳にあてて通話を始めた。私が帰宅することを伝えてくれている。もう一度顔を出しても良かったかな。なんだかゾムにも彼らにも申し訳ない。
「送るで」
『え、いいよ。一人で帰れるし』
通話を終えた彼は私の腕を引っ張る。振り返ってその悪夢みたいになったらどうするん、なんて言って。悪夢みたいなコトは起こって欲しくない、でも怖い。無言のまま俯いていればゾムは強制的に私の手を取り、自宅の方向へ歩き出す。
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もちもち太る♪(プロフ) - おもっっっしろかったです!!ヤンデレの狂気性とかが忠実にそれでいてどこかふわっと表現されていて読みながらニヤニヤしてしまいました💦神作品をありがとうございました!! (1月10日 2時) (
レス) @page16 id: 511e4bb1f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋雨氏
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/R9uf2SJKvFrqI87
作成日時：2023年12月11日 1時
