■悪い夢／黄緑 ページ1
▽
最近、同じような夢を見る。
悪夢…に等しい夢だ。
ハァハァ、と息を切らして走っている自分。
その背後からは誰かが追いかけてくるような気配がして。逃げても逃げても追いかけてくる誰か。
夢を見る度、ソイツと距離が近くなっている気がする。
もし追いつかれたのなら私は、きっと……
『ひっ、』
襲われる。喰われてしまう。
「…A？ど、どないした？」
そっと小さく声をかけられた。
隣に座っていたゾムが、私の顔色を伺うように覗き込んでいた。
なんで…なんで、あんな夢を思い出したんだろう。今は幼馴染のゾムと、高校で知り合ったゾムの友達にご飯に誘われて楽しく食事をしていた最中だったのに。
「具合…悪いん？」
『あ、いや…ごめん、何でもないよ』
そう言ったが、一緒に来ていたトントンさんは「……大丈夫なん？」なんて聞いてくれる。本当、彼は優しい。少し落ち着いた私は気分転換のためにと外の空気を吸おうと席を外すことにした。
「俺も行くわ」
Aが心配やし、と付け加えると彼も席を立った。ゾムも付き添ってくれ、取り敢えず店を出れば綺麗な紅葉が映える公園へと歩を進める。
外は暗くて少し肌寒かった。
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もちもち太る♪(プロフ) - おもっっっしろかったです!!ヤンデレの狂気性とかが忠実にそれでいてどこかふわっと表現されていて読みながらニヤニヤしてしまいました💦神作品をありがとうございました!! (1月10日 2時) (
レス) @page16 id: 511e4bb1f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋雨氏
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/R9uf2SJKvFrqI87
作成日時：2023年12月11日 1時
