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#20 ページ21

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『⋯⋯ん』



窓からの眩しい光で私は目が覚める。


隣で寝息を立てながら寝ているのは馬鹿⋯⋯じゃなくてゾム。






────A、好き






『……好き、か』


私は全く起きる気配のないゾムから離れ、そっと部屋を出る。


『好き』この言葉は一番私を悩ませる。





tn「⋯⋯あれ、A?」


とぼとぼと歩いていると自分の名前を呼ばれる。そうだ、この声はトントンくん。


『⋯とん、とんくん』


tn「ねどしたん?そんな悩んだ顔して」


『⋯⋯ちょっと、ね』


tn「なんか、悩みあるん?それなら俺聞くで?」


『⋯うん、ありがとう』


こういう時のトントンくんはいつにも増して優しい。過保護気味なトントンくんは自分の悩みすら話さないけどメンバーの悩みはなんでも聞いてくれるのだ。そんな彼に私はいつも相談なんかをしたりしている。





『ねぇトントンくん、好きって、なんなんだろーね⋯⋯なんで、告白とかするんだろ』


tn「⋯まぁそりゃ、本当に好きってことは言葉にせな伝わらんからな⋯⋯って、A告られたん?」


『うん、ゾムに⋯⋯ね』


tn「⋯そっか、で、Aは悩んどんの?」


『⋯⋯返事、とか私には⋯』


好きって何なのか、イマイチ私には分からない。恋愛感情っていうのが良く、分からない。

トントンくんはそんな私を見兼ねたのか黙って眼鏡の奥で光る、赤い瞳で私を見つめる。




tn「⋯⋯ごめん、A」


『なんで、謝るの?』




トントンくんはそっと私に近づいて来る。






tn「ごめん、Aを悩ませる種になるかもしれへんねんけど







────俺も、Aが好きなんよ」




ぎゅっ、と大柄な彼に抱きしめられる。




『⋯⋯うん、知ってたよ』


tn「⋯ほんま、ごめん」





_______________


今回は少し切ないですね。これから徐々にクライマックス!!

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さくらんぼ双子(プロフ) - 海さん» 神作品と言っていただけ大変嬉しいです!舞ありがとうございますwm(*_ _)m (7月23日 22時) (レス) id: b167e19be9 (このIDを非表示/違反報告)
- 神作品だヽ(・∀・)ノさくらんぼ双子様の為、舞を舞おう( ^∀^) (7月23日 21時) (レス) id: 723343f6c9 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ双子(プロフ) - える@脅威推しさん» わぁ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝ありがとうございます!! (7月10日 10時) (レス) id: b167e19be9 (このIDを非表示/違反報告)
える@脅威推し - 更新だぁい!最初から見てしまった…w (7月10日 4時) (レス) @page22 id: e5ffed06b8 (このIDを非表示/違反報告)
える@脅威推し - さくらんぼ双子さん» 投票します! (5月25日 14時) (レス) id: b73a7fac54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくらんぼ双子 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年3月28日 1時

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