＃１１ ページ11
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「なんでや、俺やってAを⋯⋯」
『いやいや⋯なんでやって常識的に考えてダメ」
「⋯どうしても、ムリなん？」
トンちゃんは子犬のようにシュン、とした表情を見せた。こんなに身長高くてイケメンがこんなんは⋯もう、⋯⋯反則やと思う。
『⋯ぅ、な、なんでトンちゃんはそんなにしたいん？』
「なんでって⋯そんなん、Aが好きやからに決まっとるやろ？」
するとトンちゃんは私に顔を近づけてきたかと思うと首に顔を埋めた。
『⋯ッ、ひっ⋯や、ちょ！』
「何や、⋯照れてんの？」
トンちゃんが首筋を甘噛みしながら喋ってくる。私は必死にトンちゃんの身体を押すけども勿論、ビクともしない。なんなら手首を掴まれて動けなくさせられる。
『⋯んっ、⋯ぅあ、トンちゃ、⋯⋯！』
「⋯その声と
いつものテンションじゃないトンちゃんは私を抱き上げ、ソファに投げ込んできた。
すると、私の上に乗っかって逃げられないようにしてくる。
あ⋯⋯。
コレ、ペ神の時もあったけど⋯本格的にヤバイやつ。
『⋯は⋯っ？な、⋯⋯に？』
「Aが悪いんやで？俺もう我慢できひんわ」
トンちゃんは髪の毛をサラッとかきあげ、自身のシャツのボタンに手を伸ばしている。そうだ、彼は。中途半端に終わらせるのがキライって聞いたことがある。つまり、
『⋯ッ、あ、待っ⋯て』
トンちゃんは黒縁の眼鏡かけててイケメンで⋯なのにこれでDTとか嘘極まりないやろ。
「⋯ふはっ、そんな顔赤くせんでええやん」
『⋯⋯ぅ、⋯うるさい⋯！』
私の足の間にトンちゃんの膝が割って入る。
びくっと肩を揺らしてしまった。
⋯もう誰でもええから助けて！
「トントンどこ行ったんやろ」
「いくらなんでも遅ない？」
奥からコネシマと大ちゃんの声。
良かった、安心！
「ここ、おるか⋯⋯」
「⋯ふぁっ！？」←
「⋯ﾁｯ、邪魔すんなや」
『コネシマぁ〜大ちゃん〜⋯！』
「トントンだけとかズルいわ！」
「せやで！俺らのAでもあるんやからな！」
「はいはい。分かってますよ〜」
とりあえずコネシマと大ちゃんのおかげで危機は去った。良かった！
_____まぁ、危機が去ったのはこの時だけやったんやけどね。
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格下のカスもどき - 最高🩸 (1月30日 8時) (
レス) @page19 id: f23bfbddd8 (このIDを非表示/違反報告)
かす(プロフ) - 初コメ失礼します、最高です、 (6月18日 22時) (レス) @page19 id: b1482de086 (このIDを非表示/違反報告)
セエレ(プロフ) - これは久々に神作だぞぉ〜更新頑張って下さい！どんだけでも待ちます！ (2023年4月22日 21時) (レス) id: b81e176fb0 (このIDを非表示/違反報告)
える＠脅威推し - 更新だぁい！最初から見てしまった…ｗ (2022年7月10日 4時) (レス) @page22 id: e5ffed06b8 (このIDを非表示/違反報告)
える＠脅威推し - あぁ〜…私のために争わないで〜(( 個人的には推しのzmさん落ちになってほしいけど…誰落ちになるんだろ… (2022年5月23日 1時) (レス) @page21 id: e12e4c1c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルりん
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/R9uf2SJKvFrqI87
作成日時：2022年3月28日 1時
