いきなり好感度見せられても困ります。【ブルーロック】

◇８ ページ8

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『え……？』



ゆっくりと凪くんが顔を上げる。何が起きたのか全く理解できない。これは何？キスマーク…って言うヤツだっけ。



「良かった、上手く付けれた」


『え、なに…』


「キスマ。知らない？」



こてんと可愛らしく首を傾げる凪くん。
…いや知ってますけど！！
知ってると実際に付けられるのとでは理由(わけ)が違うものでね。困惑している私を他所に凪くんは満足そうに自分が付けたキスマを見つめている。



『…これ、隠せない位置なんですけど』


「わざと」


『は？？』



まずい、つい素で聞き返してしまった。でも凪くんは気にしてなさそう。
てかわざと隠せない位置にキスマ付けるって意味不明すぎる。そもそもなんで私にキスマなんか…



『わざとって…皆にバレたら厄介な事に…』


「…いーよ。その印のおかげで俺のモノって証明できるし」


『いや、え…？』



凪くんのメーターが少しずつ上がっていく。89だったのが92に。《少しヤンデレ》…だと。いや十分、もう重い気するけどナー…？



「…1個じゃ足りないよね。10個くらい付けとく？」


『いやいやいや1個で十分！！』


「じゃあその痕が消えたらまた付けるから」



なんですかその予約。今回は不覚だったけど次からは絶対キスマなんて付けさせないからな。
というか彼の好感度？ 愛情が少々重くなってってる気がする。これって上げれるってことは逆に好感度を下げることもできるのでは…



とりあえず…凪くんが要注意人物ってことはよく分かった。だから暫くは避けるスタンスで行こうと思う。


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