【d！/短編集】夜が、明けるまで【合作】 (ページ18)

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gr side)

年に一度の建国記念日の祭、

今年もくだらない名誉や誇り、地位維持の為に街を練り歩く、

正直俺らの仲間ももう飽きているだろう、

.

そんな時だった

.

『何故貴方様はこの国を作ろうと思われたのですか？』

一人の少女が目を輝かせながら質問を投げかけてきた

その少女の目は月にも負けぬかがやきをはなっていたと思う

だが、

彼女の両親が彼女を無理矢理土下座させた、

俺は一言も土下座しろ⋯⋯なんて言ってないんだがな？

オマケに殴ろうとするとは

児童虐待も甚だしい、

しかし、この子には圧倒的な才がある、ここで逃す手はないだろう

彼女を城に連れて帰り、質問攻めになる

『⋯一通りは一応⋯⋯理解出来ました、では最後の質問です』

gr「なんだ？」

『何故貴方様はこの国を作ろうと思われたのですか？』

gr「ふむ、それはごく単純な事だゾ？」

『へ？』

gr「(((楽しそうだったから)))だゾ？」

『？？？？』

((腑に落ちない⋯⋯))って顔をしているな

だか、これ以上の理由もこれ以下の理由もない

ただ純粋に(楽しそうだったから)そしたらいい仲間に巡り会えた⋯⋯ってだけだからな、

gr「さて、質問の波も終わったところでこちらからも再度質問させてもらう」

『っな、なんですか⋯』

gr「軍に入る気はないか？」

『なんで私なんかが…理解が出来ません』

gr「そうか？止まる事を知らない探究心、知識欲は参謀官のエーミールや外交官のオスマンをも凌駕すると俺は思っているゾ？
そしてその歳にして目上に対して使う言葉をマスターしている、こんな逸材を見逃す訳がないだろう？」

『⋯⋯ンヌゥ⋯』

gr「将来は約束してやろう」

『分かりました、軍に…入りましょう、どうせ行くアテもないですしね』

gr「そうか！そうか！じゃぁ早速新人の歓迎会をしなければいけないな！！」

zm「それなら、目一杯食材用意せんとあかんな！」

………