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「あんな子と付き合っているなんて⋯⋯」
「あんな女のどこがいいんだ」
「え、あいつと付き合ってるって⋯⋯とんだ物好きだな」
彼女は皆から避けられていた。不幸体質だからこそだろう。
勿論、俺が両親や友達にAと付き合っていることを明かせば「別れろ」やら「関わんない方がいいよ」だとか⋯ほんま何様やねん。
そう考えるとイライラとした感情が大きくなっていく。
俺は、俺だけでもAの傍におるんや。
いくら不幸体質やって人を巻き込むったってAは自分のことよりも俺のことを考えてくれる心優しい女の子なんやから。
やから⋯⋯
俺は絶対にAから離れへん。
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ある日やった。
Aが夜中に俺の家に来たのは。
「⋯どしたん?なんか、あったんか⋯⋯?」
「⋯⋯っ、助け、て」
そう言ってAはぽろぽろと涙を零しながら俺に抱きついてきた。
助けて・・・?
「⋯家が、私の家が・・・
燃えちゃったの」
涙声で、彼女は言った。肩が⋯⋯身体が震えているのが分かる。
ああ、彼女は・・・Aは、
────どれだけ不幸なんや
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JYUreホれン(プロフ) - すみません!できました! (2022年7月16日 22時) (レス) id: d6b6edf1e2 (このIDを非表示/違反報告)
えま(プロフ) - あ……終わりました!(報告おっそ)有難う御座いました! (2022年6月14日 7時) (レス) id: d04fbe416d (このIDを非表示/違反報告)
モキュさン(プロフ) - フゥ……書き終わりました((報告遅い))皆様の作品も心より楽しみにしております‼️ (2022年6月11日 22時) (レス) id: 2c5e2c02ce (このIDを非表示/違反報告)
JYUreホれン(プロフ) - ありがとうございます! 姉に作れと言っておきました!! (2022年6月11日 20時) (レス) id: d6b6edf1e2 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ双子(プロフ) - JYUreホれンさん» 大丈夫ですよー (2022年6月11日 17時) (レス) id: b167e19be9 (このIDを非表示/違反報告)
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