◇１４ ページ14
.
美味しいご飯を食べ終わって、トントンくんがお風呂場を優しく案内してくれた。
そして部屋からパジャマを持ってきて案内してくれたお風呂場に行く。
『広⋯』
つい、そんな言葉が漏れてしまうのも仕方ない。
だって・・・
目の前に広がる光景が凄すぎて⋯
露天風呂にサウナ付の超広いガラス風呂なんだもん。
お湯加減もちょうど良くて入浴剤の香りも良くて。
こんなの⋯寮じゃないでしょ
と、ほぼ感心したまま私はお風呂から上がる。
身体を拭いてパジャマに着替えていたところで彼は現れた。
sha「⋯どうなん、慣れた？」
『えっシャオくん⋯っ！？』
sha「いや、たまたま通りかかっただけやし⋯？」
わたわたと必死に私に説明してくるシャオくん。
『慣れた⋯と言えば慣れたけど⋯』
こうして改めて口に出すとやっぱり慣れるって凄いことなんだなぁ⋯なんて。
sha「⋯そ、良かった」
ふっ、と柔らかく微笑んだシャオくん。昼の時の意地悪な笑みじゃないことに不意にもドキッとしてしまう私がいた。
sha「俺の部屋、行くやろ」
そう言って彼は私の腕を引くと、長い廊下を歩いて行く。そしてある部屋の前でぴたり、と止まって扉を開けた。
sha「ここ、俺の部屋」
シャオくんはそう言うと広すぎる部屋で立ち尽くしている私の腕を引っ張って中に強引に入れた。
本当⋯寮なのかって疑いたくなるくらいあちこち広いなぁ⋯。
だけどやっぱり個人の部屋だからか机には漫画やら教科書やらが無造作に置かれていてアザラシのぬいぐるみが大事そうにソファに飾られていた。
『⋯アザラシのぬいぐるみ⋯意外』
sha「い、いや別にええやん！趣味は人それぞれなんやから！！」
意外、と言えばシャオくんは少し耳を赤く染め大声で私にそう言った。
⋯確かにダブルベッドある。
『⋯⋯』
それを見て黙っている私にシャオくんは口を開いた。
sha「⋯こっち、見てみ」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1486人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
【d!】ご飯にする？お風呂にする？それとも・・・をやってみた彼らの反応【日替わり】 【wrwrd!】こいつら全員、ある意味危険かも 【d!】真面目女子、ドSな生徒会にメイドしてることバレました。もっと見る
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るむ - とても好みです…投稿頑張ってください (9月3日 16時) (
レス) @page15 id: a2b9625ff8 (このIDを非表示/違反報告)
かす(プロフ) - 初回閲覧失礼しました。とても好みな小説を見つけて気分上々です。有り難いです。更新楽しみにお待ちしております。お身体に気をつけて。 (7月17日 20時) (レス) id: b1482de086 (このIDを非表示/違反報告)
さか - 投稿頑張ってください！ (2023年3月18日 1時) (レス) @page15 id: 76759c51ff (このIDを非表示/違反報告)
晴月 - これからも投稿、頑張ってください(๑╹ω╹๑ ) (2022年9月6日 22時) (レス) @page14 id: e1afcccd94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - コメント失礼します！Sypくんん、好きすぎる。お顔赤くなる夢主ちゃんも可愛すぎて、尊いです。最後のshaさんの所、気になります！もしかして、しっ((さくらんぼ双子さんの小説の書き方尊敬です！これからも応援させてもらいます！頑張ってください！ (2022年8月9日 18時) (レス) @page13 id: 40d0f42a45 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミルりん
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/R9uf2SJKvFrqI87
作成日時：2022年6月16日 18時
