愛の呪い/kn ページ1
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《kn side》
「はぁ⋯⋯また汚れてもうた」
自分についた赤い液体を見ながら俺は溜息を吐く。こんな場面見られたらまたアイツらに「心がない」とかなんやら言われるんやろーけど。
⋯俺は暗殺者。
依頼が俺宛にくればすぐに実行する。
まぁ俺はとっとと終わらせる方が好きやからすぐに実行するだけやねんけど。
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───────
「⋯⋯え、また依頼なんて？」
「おん、○○企業の社長の娘を殺せやって。頼むわ、シッマ。」
「たまには休ませてやぁ」
「ふは、それ無理そうやわ」
電話越しに大先生の笑う声が聞こえる。
なんや、コイツ、と思いながら通話を切る。
「ほーん⋯19歳、学歴トップ、人間関係良好⋯⋯」
大先生から送られてきたターゲットの情報を俺は見る。見る限りいい子っぽいねんけどな、でも依頼主から金は払われとるわけやし俺のやることは殺すことやし、関係ないんやけどな。
「執事とメイドがおんねんな⋯やったら忍び込むのが妥当ってとこやんな。」
それが一番この娘に近づくには手っ取り早い。とっとと効率よく終わらせるんにはこれがええやろ、そう考えて俺は早速実行に移すことにした。
「あの⋯⋯新しいお方ですよね？」
「ん⋯せやでお嬢様。」
「よろしくお願いしますね、私はAです。
それとお嬢様なんて呼び方しなくていいの、敬語となしで、ね？」
「⋯⋯分かった、A」
「うん、それが一番しっくりくるの。」
忍び込むんは案外簡単やった。
それでAに近づくのも。
改めて近くで見ると鼻も高くて目も大きく、色白にサラサラな黒髪。まさに家柄も完璧美少女。まぁそういう面でも恨まれるんやろなぁ⋯⋯と思いながらいつどう殺そうかと俺は考えとった。
「コネシマさん⋯⋯でしたよね、一緒にお庭で遊びません？」
「え」
「ほらお花でも。」
彼女はふわりと笑って庭に出る。その表情に少し見惚れてしまったのはきっと気の所為や。
お花でも、と庭には鮮やかな花だらけで綺麗やった。特に黒い、存在感のあるクロユリの花が一番俺の目に入って離れへんかった。
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さくらんぼ双子(プロフ) - ルカさん» 分かります⋯!!神作者様だとやっぱり被っても発想が凄いんですよね⋯!! (2022年10月4日 15時) (
レス) id: b167e19be9 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 薔薇、すごい被ったのに内容が全然違うの凄い､､！！ (2022年9月21日 23時) (レス) @page30 id: 4cbe8909de (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ双子(プロフ) - 闇の塩分さん» 闇の塩分様ありがとうございます！面白かったです。ヤンデレtn氏もいいですね⋯ (2022年8月16日 2時) (レス) id: b167e19be9 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ双子(プロフ) - 若草 翠さん» いえ、そんなことないですよ！読みましたが面白かったです！そしてありがとうございます！ (2022年8月16日 2時) (レス) id: b167e19be9 (このIDを非表示/違反報告)
闇の塩分(プロフ) - 書き終わりました (2022年8月15日 23時) (レス) id: 629d679cbe (このIDを非表示/違反報告)
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