〜 In The Name Of Love ２〜

Another Love 68.6 ページ30

『…なんで？』








「…えっ…」









『なんで、そんなこと聞くの？』









先ほどまでの笑顔などなかった様に冷めた顔で表情がなく声がいつもより低い









『昔もそうだったよね』









昔？









『言ってみてよ？何がそう思わせたか』









それは…









「優しかったのに…なんd」









『今も優しくしてるつもりだよ？』









笑顔に戻る、とびきりの









その表情変更に思わず黙ってしまうと、続けて？という様に近づいてくる









「…まるで…別人……









私の知ってる河合君じゃな…‼」









誰かの…血がついたナイフを喉に押し付けられる









『もう、良い。聞きたくない…









でも、俺は河合郁人。他の誰でもない。









お前だけの彼氏。お前は俺の物。わかる？』









「…もう、本当にこんな事やめて！」









『分かった…俺は綺麗なままでいて欲しいから…』









分かってくれた？良かった…









でも









「…ナイフ…離しt………………‼」









『残念だけど、おやすみ』

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