Another Love 68.2 ページ26
あの日、同じ様に狂気に満ちた目を持った人を見た
『誰…?』
私の知っている彼じゃない
「誰って…?
君の、
幼馴染の、
戸塚 祥太だよ…?」
笑いながらわざとらしくゆっくり答える
『違う…祥太じゃない!』
その目に恐怖を覚えた私は彼から目を背けた
「何言ってるんだよ…Aちゃん」
それなのに彼は私の頬を右手で撫で目線が合う様にする
『違う!あなたは祥太の仮面を被った良亮お兄ちゃんだ…!』
恐怖で声が裏返ってしまった。
「…兄さんと一緒にするな
僕は、ボクだ。
僕なら…俺なら…
お兄さんよりも君を幸せに出来る」
突然のトーン変形にさらなる恐怖が襲う
『違う…違う。違う。違う!!!!!
祥太じゃない。こんなの違う!
誰?お兄ちゃん?違うよ。でも、祥太じゃない。誰なの?ねぇ、嫌だ…お兄ちゃ…
…⁉』
「黙って」
ナイフが私の首にあたる
『…ゃ…め…』
「あーぁ。
この目も
この声も
全部、全部!
僕のものにしたい
ねぇ、良いよね?
だって、
君には俺しかいないんだから。」
この時から私の考えがまた変わった
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アヒナ(プロフ) - ばばんぬ。さん» ばばんぬ。さん、はじめまして!コメントありがとうございます!そして応援まで…!とても嬉しいです…!泣)嬉しすぎてパニックです…wこんな駄目な作者ですがこれからも読んで頂けたら嬉しいです…! (2016年8月11日 0時) (レス) id: 99829ecf13 (このIDを非表示/違反報告)
ばばんぬ。(プロフ) - はじめまして。いつも小説読ませてもらってます。もう一つのEND読みたいです!これからも応援してます。 (2016年8月10日 12時) (レス) id: a41a75f380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アヒナ | 作成日時:2016年2月21日 12時