〜 In The Name Of Love ２〜

Love 69 ページ19

『会長…お久しぶりです…』





本当に久しぶりの対面





「あぁ、藤野さん






修学旅行はどうだった？」









まずその事を聞かれたので







『会長が考えたプランとても好評でした』






と答えた。









会長はとても優しい笑顔









「そりゃ、良かった…





で、要件は？」









『伝えたいことがあってきました』







「ん？なに？」








『生徒会室、会長が居なくても頑張ります』








「ふふっ





君はとても頑張ってくれていたから大丈夫だよ




僕の分も大変だろうけど頑張ってね」








褒められた…！嬉しい…






「ありがとうございますっ！」







ふふっと笑う会長






会長…いや、戸塚君。







『もう一つ伝えたいことがあるんです』









彼がここに居るのは






何かの間違いだと思うくらいありえない






こんなにも生徒が楽しめる最高のプランを考え





優しい彼が。







私は彼に何があったかは知らない







でも、本当は優しい人だと私は知っている









『戸塚君の事が好きです』









ずっと憧れていた。







だから生徒会に入った。









「ふふっありがと。」







優しい口調で彼は続けた







「でも、見てわかるけど





僕はやめておいたほうが良いよ？」









聞かない方が良かったかもしれない。






でも、気になった。







彼の目が笑ってなかったから。









『なぜですか？』









「人殺しのサイコパスだから」








本当か嘘かなんてどうでもいい








『私は会長が好きなんです！』









「…ふふっ…ありがと」








会長は何か察しているんだろう





私はこの気持ちが伝えたかっただけなので






『ありがとうございました！




お疲れ様でした！』







と、言って去ることにした

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