〜 In The Name Of Love ２〜

Love 68 ページ18

Asaid








『自分でも分からないの！』








「…」








『これ以上…訳わかんなくなりたくない！








みんなを巻き込みたくない…






1人になりたくない…』









「じゃあ、俺と付き合ってよ」








『…』







さっきの河合君じゃあ変わらない







今までと何も変わらない







また、周りを巻き込み1人になる









そんなのはいやだ









祥太にはとても悪い事をした





祥太は私のせいで狂ってしまった







私もあの時、今と同じように変わろうと、






兄を説得してどうにか変わろうとしていた








でも、当時は今の河合君と同じように







祥太と付き合ったらまた同じになると思った







だから、大好きだけど断った








それが原因だった









でも、もう誰も狂わせたくない






出会ってばかりの河合君はとても優しくて






祥太に依存していた私を助けてくれた






ありがとうという気持ちから次第に






もって一緒にいたいなという気持ちに変わった






でも、河合君もいつかは狂ってしまうと思っていた







やっぱり本当に狂ってしまった







でも、ここで。この場所で。







同じようにさせるわけにはいかない。






出会ってばかりの河合君に戻って欲しい





それと同時にやはりずっといて欲しい






河合君から離れたくない








『…っ河合君…？』









スッと彼は私から離れて座った









「俺の演技って凄くない？」







えっ…？








「今までの全部演技






俺、そんなサイコパスじゃないもんww」








振り返ると同時に




ふにゃっと笑う彼の笑顔とバックの花火








私の目にはこれしか映ってないのですが








あなたの目にはどう映ってますか？









『好きです。河合君。』








「俺も神谷さんが好きです」









お互い照れくさそうに言って








私は河合君の胸に体を預けた

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