予感的中１ ページ6
その日のバイト終わり、店長から紫耀くんの歓迎会をやると言われた。
・・・まさかの、明日の閉店後らしい。
本当、いつも急だし適当だし・・・困った店長だなぁ。
てか、紫耀くん、夜で大丈夫なのかな？
「歓迎会なんてやってもらえるんすか！おめでとうですぅ！あ、ちゃうわ。ありがたいです！」
私の心配をよそに、紫耀くんは二つ返事でオッケーしていた。
てか、”おめでとうです”って、どんな言い間違いだ(笑)
『紫耀くん、夜で大丈夫なの？』
「あぁ、大丈夫ですよ〜、1日くらい今からなんとかなるんで！」
『今からなんとかなる・・・？お婆ちゃんのことだよ？』
「あ、ちがくて、えっと！その、とにかく大丈夫なんで心配せんといてください！」
ん・・・？なんでこんな焦ってるの？
もしかして、お婆ちゃんがいるなんて、嘘なんじゃ・・・？
「ほんなら、お疲れ様でしたぁ！」
私がそのことを聞こうかどうしようか悩んでいる間に、紫耀くんはあっという間に帰って行ってしまった。
バイトの制服から着替えた彼は意外にも、ダメージジーンズに黒のＶネックTシャツというカッコイイ系の服装だった。
その右肩に掛けられたバッグは私でも知っているような高級ブランドのバッグで、首からはキラリと耀く金色のネックレスが下がっていた。
あれ・・・あんなにフワフワしてたのに、ああいうファッションなんだ。
似合ってるし、悔しいくらいカッコイイけど。
それに、持ち物がことごとく高そう！！やっぱりお金持ち・・・？！
本当に、よくわからない人・・・。
私服姿の紫耀くんを見た女の子たちは、また揃って騒いでいた。
そりゃそうだよね、あれはかっこいいよ・・・王子様彼女いないってよ、みんな頑張れ(笑)
紫耀くんに騒いでるバイト仲間には適当に挨拶をして、私は店を出た。
でも、スマホを確認すると途端にその足が止まった。
” 廉
不在着信 ”
廉からの不在着信の通知が何十件も来ていて、最後に
” 廉：話がある ”
この一言だけのメッセージが送られていた。
・・・なんだろう、凄く嫌な予感がする。
とにかく・・・ここじゃアレだし、早く家に帰って廉に電話かけ直そう。
緊張して少し震える手でバッグの中にスマホをしまい込むと、私は急ぎ足で家に向かった。
思い当たるのは、紫耀くんとお昼ご飯に行ったこと。
廉に見られた・・・？
どうしよう、廉に何を言われるんだろう。何て言おう・・・。
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ふみか(プロフ) - かりんさん» わわわ、そんなに褒めていただいて、嬉しすぎます(;∀;)ありがとうございます！！ (2016年9月6日 14時) (
レス) id: a5e4949f04 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - やっぱこの作品最高ですね！！本当に心臓がヤバい（笑）胸キュンどころの騒ぎじゃないですよね（笑）めっちゃお気に入りです！ (2016年9月6日 7時) (レス) id: 7ebf97f1ef (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - �狎臼凸喚�(ぽえむ)さん» コメントありがとうございます！頑張って更新して行くので、今後も楽しみにしてもらえたら嬉しいです・・・！(/ω＼*) (2016年9月5日 17時) (レス) id: a5e4949f04 (このIDを非表示/違反報告)
�狎臼凸喚�(ぽえむ)(プロフ) - この作品、めっちゃ好きです！この先どうなるんだろうってすごく気になっちゃいます(*¨*)これからも頑張って下さい！ (2016年9月4日 19時) (レス) id: b5d32a98d8 (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - ましゅまろーさん» ハラハラドキドキ、してもらえてますか！そう言ってもらえて良かったです！(^^)コメントありがとうございます！ (2016年9月4日 14時) (レス) id: ae36dcf6ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふみか
| 作成日時：2016年8月26日 22時
