浮気７ ページ48
紫耀くんのストレートな言葉に、思わず顔が赤らんだ。
『今日は、ネックレス返しに来るだけだって・・・』
「いつそんな事言うたっけ？この時間に来て、そのまま帰るわけないやん。それに・・・」
背中越しに、紫耀くんの手が座っている私の脚に伸びてくる。
「この格好のAさん、めっちゃそそるで？自覚ある？」
膝の辺りに触れた紫耀くんの手が、ゆっくりと私の脚をなぞる。
そして、もう少しで敏感な場所に触れる・・・そんな際どい位置で、ピタリと止まった。
「・・・続きも触って欲しい？」
耳に唇が触れそうな距離で、紫耀くんが囁く。
・・・私は、この紫耀くんの囁きに弱い。
「ほら、Aさんもう我慢できへんやろ？」
紫耀くんの言う通り、痺れるような快感を得る直前で焦らされた私の身体は、早く触れて欲しいと叫び声を上げるように疼き始めていた。
『・・・意地悪』
「俺は、意地悪やで？でも、Aさんは俺のこと好きやろ？」
もう片方の紫耀くんの手が、私のシャツの襟元からするりと入り込んでくる。
私の胸を優しく撫でる紫耀くんの手。
・・・でも、1番敏感な場所には絶対に触れてくれない。
「なぁ、どうなん？Aさん？」
焦らされているこの状況と、耳の近くからハスキーな声で囁かれる紫耀くんの言葉だけで、もうどうにかなりそうだった。
『・・・好き』
「ん？」
『紫耀くんのことが、好き』
「俺も、好きやで」
その瞬間、紫耀くんの手が触れて、待ち望んでいた快感が身体中を駆け巡った。
背中越しに強引に唇を奪われて、絡み合う舌。
・・・まだ少し、お酒の味がした。
その日は、止まらなくなってそのままソファーで最後まで。
紫耀くんの上にいる私の胸元で、貰ったばかりの紫耀くんとお揃いのネックレスが弾む。
「Aさん、綺麗やで」
そんなことを言う紫耀くんの方が、ずっと綺麗。
少し頭を逸らしているせいか、紫耀くんの喉元から顎にかけての男らしくて綺麗なラインが強調されている。
『紫耀くん・・・好き』
「俺も」
私達は、時間を忘れて甘い夜を過ごした。
いつも紫耀くんから香ってくる匂いのように濃厚な甘さの一夜だった。
それから、紫耀くんが家に来ることが増えた。
それと相反するように、廉と会う機会が減っていく。
私が家にいると、夜中にふらっと現れる紫耀くん。
その度に、私達は体を重ねていた。
・・・だけど、こんな浮気なんて、長く続くわけがなかった。
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ふみか(プロフ) - かりんさん» わわわ、そんなに褒めていただいて、嬉しすぎます(;∀;)ありがとうございます！！ (2016年9月6日 14時) (
レス) id: a5e4949f04 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - やっぱこの作品最高ですね！！本当に心臓がヤバい（笑）胸キュンどころの騒ぎじゃないですよね（笑）めっちゃお気に入りです！ (2016年9月6日 7時) (レス) id: 7ebf97f1ef (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - �狎臼凸喚�(ぽえむ)さん» コメントありがとうございます！頑張って更新して行くので、今後も楽しみにしてもらえたら嬉しいです・・・！(/ω＼*) (2016年9月5日 17時) (レス) id: a5e4949f04 (このIDを非表示/違反報告)
�狎臼凸喚�(ぽえむ)(プロフ) - この作品、めっちゃ好きです！この先どうなるんだろうってすごく気になっちゃいます(*¨*)これからも頑張って下さい！ (2016年9月4日 19時) (レス) id: b5d32a98d8 (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - ましゅまろーさん» ハラハラドキドキ、してもらえてますか！そう言ってもらえて良かったです！(^^)コメントありがとうございます！ (2016年9月4日 14時) (レス) id: ae36dcf6ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふみか
| 作成日時：2016年8月26日 22時
