素性３ ページ38
ジンさんは私の前まで来ると立ち止まって、ニッコリ微笑んだ。
「また会ったね！紫耀のかの・・・」
『あーっあー！ちょっとゴメン、むーちゃん先戻ってて？！』
「えっ？あ、はい・・・」
恐らく"紫耀の彼女"と言おうとしたであろうジンさんの声を無理やりかき消して、面倒なことになりそうだったから、むーちゃんには先に店に帰ってもらった。
「なに、聞かれちゃマズいことでもあるの？(笑)」
『いや、その前に私は別に紫耀くんの彼女ってわけじゃ・・・』
「いやー、にしても意外だったなぁ！お姉さんみたいに清純そうな人が紫耀の彼女だったなんて！」
・・・いや、ごめん話聞いて？(笑)
だから、彼女じゃないんだってば？
「だから俺が声掛けた時もつれない態度だったのかぁ〜だよなぁ、紫耀の彼女じゃなぁ」
『あの、ジンさん・・・？』
「え、やだなぁ、ジンさんなんてホストの奴らみたいな呼び方しなくていいよ(笑)てか、名前言ってなかったね！俺は神宮寺勇太っていうんだけど、お姉さんの名前も聞いていい？」
『あ、Aです・・・』
「Aちゃんね、オッケー覚えた」
多分、悪い人ではないと思うんだけど。
何でだろう、どうしてもチャラく感じるのは←
『あの、神宮寺さん。紫耀くんってそんなに凄いんですか？』
神宮寺さんなら教えてくれそうな気がして、試しに聞いてみた。
そしたら、神宮寺さんは目を丸くして驚いていた。
「えっ？まさかAちゃん、紫耀がどんなに凄いか知らずに付き合ってんの？！」
『いやだから、付き合ってな・・・』
「紫耀は、あの街のナンバーワンホストだよ？！あの街のナンバーワンってことは、つまり関東では敵なし。俺もまぁ言うてナンバーツーなんだけどさ、俺らと紫耀では稼ぎが違うっつーか」
『なっ、ナンバーワン・・・』
「そ、ビックリした？(笑)まぁ、これ以上の事は俺の口からは言えないかな」
まさか、紫耀くんがこの地区で1番のホストだったなんて・・・
しかも、それ以上の言えないことがあるっていうの？
私、本当にとんでもない人と深い仲になってしまったのかもしれない・・・。
『まだ何かあるんですか・・・？』
「え、いや・・・だって紫耀からは聞いてないんでしょ？俺が勝手に言える話じゃないんだよな、一般人のAちゃんにこんな話したら、ガチで俺消されるかもしれないし」
けっ、消されっ・・・？！？！
よくわからないけど、それ以上踏み込まない方が良い気がした。
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ふみか(プロフ) - かりんさん» わわわ、そんなに褒めていただいて、嬉しすぎます(;∀;)ありがとうございます！！ (2016年9月6日 14時) (
レス) id: a5e4949f04 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - やっぱこの作品最高ですね！！本当に心臓がヤバい（笑）胸キュンどころの騒ぎじゃないですよね（笑）めっちゃお気に入りです！ (2016年9月6日 7時) (レス) id: 7ebf97f1ef (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - �狎臼凸喚�(ぽえむ)さん» コメントありがとうございます！頑張って更新して行くので、今後も楽しみにしてもらえたら嬉しいです・・・！(/ω＼*) (2016年9月5日 17時) (レス) id: a5e4949f04 (このIDを非表示/違反報告)
�狎臼凸喚�(ぽえむ)(プロフ) - この作品、めっちゃ好きです！この先どうなるんだろうってすごく気になっちゃいます(*¨*)これからも頑張って下さい！ (2016年9月4日 19時) (レス) id: b5d32a98d8 (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - ましゅまろーさん» ハラハラドキドキ、してもらえてますか！そう言ってもらえて良かったです！(^^)コメントありがとうございます！ (2016年9月4日 14時) (レス) id: ae36dcf6ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふみか
| 作成日時：2016年8月26日 22時
