王子様との出会い２ ページ3
仕事中だから、とは言ったものの。
紫耀くんが寂しそうな顔するから、結局話しながら仕事しちゃってる(笑)
『紫耀くんはなんでこの店に来たの？本が好きなの？』
「うーん、あんまし本は読まへんなぁ・・・あ、でもワ◯ピースとか好きやで！」
『いや、それ漫画(笑)まぁ漫画も扱ってるけど』
「え！漫画もあるん？読みたい！どこにあるんすか？」
『仕事中に読んでいいわけないでしょーが！』
「え、そうなん？」
紫耀くん、結構ぶっ飛んでるなぁ(笑)
さっきも人文学系の本のところ案内してたら、天井からぶら下がってる案内看板の文字見ながら
”ヒトモンガクってなんやろ・・・”
って独り言聞こえてきたし。
聞こえないふりしといてあげたけど←
『で、結局なんでここに？』
「ん？平野？」
平野て、自分のこと平野て・・・可愛いかよ(笑)
しかも、あなたに話してるに決まってるでしょ。
「なんやろなぁ。僕、夜は時間空いてないんですよ」
『そうなの？』
「このお店、夜は１９時で閉まるやん？家も近いしちょうどええなぁーって。そんだけです(笑)」
『・・・夜は何やってるの？』
私がそう聞くと、紫耀くんは一瞬困った顔をしていた。
「あれやん、あのー」
『・・・？』
「あ、僕婆ちゃんと二人暮らしやねんけど、婆ちゃん寝込んでて、夜は帰らなあかんくて」
え、そうなんだ・・・なんか、悪いこと聞いちゃった・・・？
こんなイケメン王子様でも、そんな大変な事情抱えてるもんなんだな。
『変なこと聞いちゃってごめん・・・大変だね』
「うんん、全然平気ですよ！」
紫耀くんは、相変わらず屈託のない笑顔を浮かべてニコニコしていた。
こんなイケメンで性格もこんなに良いなんて、絶対モテるんだろうなー。
『紫耀くん、絶対モテるよね？彼女とかいるんでしょ(笑)』
私は、冷やかしてやろうくらいの気分で聞いてみた。
でも、返ってきたのは意外な答え。
「えー、別にモテませんよ！Aさんこそモテるやろ？(笑)」
『え？！意外・・・！私は、まぁ・・・(笑)』
「まぁ、って何なんすか！え、彼氏おるんですか？」
『・・・まぁ(笑)』
大学で出会った２つ下の永瀬廉が、私の彼氏。
正直、かなり自慢の彼氏！
・・・ちょっと束縛がきついことを除けば(笑)
「ふーん・・・そうなんや」
そう呟く紫耀くんの顔が笑っていなかったことに、私は全く気づいていなかった。
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ふみか(プロフ) - かりんさん» わわわ、そんなに褒めていただいて、嬉しすぎます(;∀;)ありがとうございます！！ (2016年9月6日 14時) (
レス) id: a5e4949f04 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - やっぱこの作品最高ですね！！本当に心臓がヤバい（笑）胸キュンどころの騒ぎじゃないですよね（笑）めっちゃお気に入りです！ (2016年9月6日 7時) (レス) id: 7ebf97f1ef (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - �狎臼凸喚�(ぽえむ)さん» コメントありがとうございます！頑張って更新して行くので、今後も楽しみにしてもらえたら嬉しいです・・・！(/ω＼*) (2016年9月5日 17時) (レス) id: a5e4949f04 (このIDを非表示/違反報告)
�狎臼凸喚�(ぽえむ)(プロフ) - この作品、めっちゃ好きです！この先どうなるんだろうってすごく気になっちゃいます(*¨*)これからも頑張って下さい！ (2016年9月4日 19時) (レス) id: b5d32a98d8 (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - ましゅまろーさん» ハラハラドキドキ、してもらえてますか！そう言ってもらえて良かったです！(^^)コメントありがとうございます！ (2016年9月4日 14時) (レス) id: ae36dcf6ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふみか
| 作成日時：2016年8月26日 22時
