酔い４ ページ11
酔いながら車の中でした会話も何となく覚えてる。
『ねぇ〜紫耀くんどこ行くの？』
「ん〜？僕の家ですよ？」
『え、紫耀くんの・・・家？』
なんで、紫耀くんの家に行くんだろう。
酔った頭でボンヤリとこんなことを考えてたけど・・・今思えば、なんであの時あのまま素直に紫耀くんの家まで行ってしまったのか・・・。
例のマンションに着くと、紫耀くんはまた私を支えながら部屋まで連れていった。
そして、そのまま大きなベッドに放り投げられるように寝かされた。
『ん・・・紫耀くん・・・？』
紫耀くんは、無防備にベッドの上で仰向けになっている私の頭の両脇に手をついて私のことを見下ろしていた。
ベッド脇の間接照明がほんのり照らす紫耀くんの顔が、凄く色っぽかった。
「それで？Aさん、俺に責任取らせてくれるん？」
『え・・・どういうこと』
「彼氏がいなくなった責任」
彼氏・・・廉・・・。
そうだ、廉はもういないんだった。
じゃあ、もう私が他の男と何したっていいんだよね。
酔った頭で、そんなことを考えていた。
『うん・・・責任、取ってよ』
「・・・どうやって？」
そう言いながらも、気づけばもう紫耀くんは私の身体に馬乗りになっていた。
紫耀くんの顔が近づいてきて、その吐息が唇をくすぐる。
『・・・抱いて。紫耀くん』
私がこう言った途端、紫耀くんは私の唇を奪った。
それと同時に、私の身体に触れる紫耀くんの手。
・・・酔っていた私には、もう理性に歯止めがきかなかった。
そこからのことは、断片的にしか覚えていないけど・・・
今までに感じたことがないくらい身体の奥が熱くなって、完全にその快感に身を任せてたことは覚えてる。
・・・はぁ。
私から誘ったって紫耀くん言ってたけど！
完全に紫耀くんの調子にのせられたんじゃん・・・！
確かに、私もそう言ったんだけど・・・ってあぁー！本当にそんなこと言っちゃったんだ、そうなんだ(泣)
私が記憶を取り戻して頭を抱えていると、むーちゃんが心配そうにのぞき込んできた。
「Aさん、思い出しました？」
『うん、思い出した・・・ありがとう(泣)』
「もしかして、王子様となんかあったんですか？！」
目をキラキラさせながらこんなことを聞いてくるむーちゃん。
何かあったどころじゃないけど・・・こんな可愛いむーちゃんに話せる内容じゃない(泣)
それに、紫耀くんは全然王子様なんかじゃないよ！！目覚まして！
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ふみか(プロフ) - かりんさん» わわわ、そんなに褒めていただいて、嬉しすぎます(;∀;)ありがとうございます！！ (2016年9月6日 14時) (
レス) id: a5e4949f04 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - やっぱこの作品最高ですね！！本当に心臓がヤバい（笑）胸キュンどころの騒ぎじゃないですよね（笑）めっちゃお気に入りです！ (2016年9月6日 7時) (レス) id: 7ebf97f1ef (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - �狎臼凸喚�(ぽえむ)さん» コメントありがとうございます！頑張って更新して行くので、今後も楽しみにしてもらえたら嬉しいです・・・！(/ω＼*) (2016年9月5日 17時) (レス) id: a5e4949f04 (このIDを非表示/違反報告)
�狎臼凸喚�(ぽえむ)(プロフ) - この作品、めっちゃ好きです！この先どうなるんだろうってすごく気になっちゃいます(*¨*)これからも頑張って下さい！ (2016年9月4日 19時) (レス) id: b5d32a98d8 (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - ましゅまろーさん» ハラハラドキドキ、してもらえてますか！そう言ってもらえて良かったです！(^^)コメントありがとうございます！ (2016年9月4日 14時) (レス) id: ae36dcf6ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふみか
| 作成日時：2016年8月26日 22時
