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次の日の夜、ピークを終えたファミレスはがらんとしていて、あとはクローズ作業を残すだけとなっていた。
「いま、ノーゲスト？」
「うん」
ホールでシフトが同じだった田中さんの問いに、もう1人のバイトの子が答える。
それで、ホール内はふっと気が抜けたような気がした。
「ねえ、この間、うらたさん凄かったんだよ！」
もう1人のバイトの竹内さんが興奮気味に田中さんに話しかけた。
「えっ、そうなの？」
私は聞こえてないふりをして、各テーブルを拭きながら、モーニングメニューを配置していたものの、背中じゅうが耳になっていた。
「そうそう！Aが酔っ払い客に絡まれたところを庇ってて、すっごいかっこよかったあ」
「ええ！見たかったあ」
「ほんと、王子様みたいだったよ！」
昨晩、うらたさんに告白されたことを思い出した。
あの熱を宿した翡翠の瞳が脳裏によみがえってきて、カッと体があつくなる。
「Aは？うらたさん、かっこよかった？」
急に話を振られて、私はびっくりしてメニューを落としそうになった。
「う、うん。そうだね。うらたさんがきてくれなかったら、どうなってたか分かんないし……」
どぎまぎしながら答えると、「やっぱりそうだよねえ」と2人はさらに盛り上がった。
「おーい、そっち、終わりそう？」
キッチンから顔をのぞかせたのは、うらたさんだ。
いまの話、聞かれてたかも。と思うと、恥ずかしくなって私は声のした方に背を向けてメニューを並べるふりをした。
「はーい、もうすぐ終わるので大丈夫です！」
田中さんが代わりに答えてくれたようで、「りょうかーい」とうらたさんは言うと、キッチンに戻って言った。
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りひと(プロフ) - みかんさん» みかん様/ コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです♪今後ともよろしくお願いいたします！ (2020年1月1日 10時) (
レス) id: d056bbadb9 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 完結おめでとうございます！りひとさんの作品大好きです。これからも応援しています、頑張ってください！ (2020年1月1日 9時) (レス) id: 6edfb9ce46 (このIDを非表示/違反報告)
りひと(プロフ) - しぃさん» しぃ様/コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！今後とも応援のほどよろしくお願いいたします！またコメントお待ちしておりますね♪ (2019年12月31日 20時) (レス) id: d056bbadb9 (このIDを非表示/違反報告)
りひと(プロフ) - まつりさん» まつり様/ありがとうございます！新年には新しい作品も投稿してまいりますので、今後ともよろしくお願いします♪またコメントお待ちしておりますね！ (2019年12月31日 20時) (レス) id: d056bbadb9 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても好きな作品なので2人分のルートを作ってくださり、とても嬉しかったです！他の作品の更新も楽しみにしています (2019年12月31日 19時) (レス) id: 42c92e6201 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りひと
| 作成日時：2019年12月24日 11時
