Together

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それから先ジュノ君が喋ろうとしなかったから私は思いきってジュノ君に話しかけた



『ジュノ君は表情がコロコロ変わって面白いね』



するとジュノ君は驚いた表情をして



「え、初めて言われた…」



と言った



『え、そうなの？沢山言われてそうだけど…』



そう私が言うとジュノ君は少し悲しい表情を浮かべながら



「僕、いつも無表情だったから"ロボット"って言われてたんだ」



そんな言葉に私は



『そんなことないよ！ジュノ君にはちゃんと表情あるもん！』



と、大きな声で言ってしまった



大き過ぎたのか担任の先生に「おー朝から元気だなぁ」と言われた



クラスの皆からもガン見されて恥ずかしくなって下を向いた



「ふっ笑A顔真っ赤だよ？」



ジュノが笑いながら言ってきた



呼び捨てで呼ばれて更に恥ずかしくなって顔を隠すとジュノも私の名前を呼び捨てにして呼んだことに気づいたのか



「あっ…ご、ごめんAさん」



そう言いながら顔を真っ赤にさせてうつ向いた



『Aって呼んでよ、さっきはちょっと慣れてなくてビックリしただけだから』



私がそう言うと



「わかった、じゃあAも呼び捨てで呼んでよ」



『わかった、これから宜しくねジュノ！』



「うん笑、宜しくA」



こうして私の高校生活が始まった



___休み時間___



「俺だっていっつもAのこと呼び捨てで呼んでるじゃん」



『いやウンサナはなんか慣れた』



「あっそ〜(なんかめっちゃ悔しい)」

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