ふぇいくかっぷる。《Ryohei.A》Part2 (ページ18)

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渚「ねえ、Aちゃん。本当に大丈夫…？」

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渚「顔色も良くないし。やっぱり帰った方が…」

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出勤して少しして私の体調が優れないことに気付いた渚先輩がそう声をかけてくれる。

市販の薬を飲んでみたけどやはり全然効かない。

頭はズキズキと痛むし倦怠感は昨日よりひどいし、熱っぽい。

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だけど、昨日も微妙な体調だったけど

亮平と話してる時は唯一身軽だったなぁって思う。

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あ「全然、大丈夫です！これ終わらせたい、ので…それに今日は早上がりですし」

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運良く今日は15時上がりだった。

多く残業していた分を、早上がりに使うことになっていたから。

あと数時間くらいならなんとか…我慢出来る。

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渚「そ、う？あんまり無理しちゃダメだよ？」

あ「はい…！ありがとうございます…！」

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私の背中をポンッと叩いて、デスクへと戻っていく先輩。

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ああ。頭いったい。今にも…

だけど、弱音なんて吐いていられない。

皆さんに迷惑かけられないし。あと数時間我慢すればいい。

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あ「…ゴホッ」

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バレないように、隠していた咳がつい漏れてしまう。

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宮「…っ」

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今、思うと…

渚先輩の言う通り早く帰っていたらよかったのかもしれない。

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