☆第6話☆ ページ6
エーミールさんが教えてくれた服の場所を引き出しから取り出して着る
平均くらいの背の高さだがそれでもワンピースになっていた
リビングに戻るとこんがりと焼けたトーストの匂いが漂う
「お風呂ありがとうございますさっぱりしました
服もすみません」
「いえいえ……あー」
急に白い肌の彼がほのかに赤く染まって目を合わせてくれなくなった
「ど、どうされたのですか？
私何かしましたか……？」
「Aさんは何も！！
ただ少し目のやり場が困ってしまい……」
片手で顔を隠して目を泳がす彼に思わずクスりと笑ってしまった
「ふふとても純粋な方なんですね」
「そ、そんなことは……！
やっと笑ってくれましたね」
「え？」
「先程から緊張していたのでほぐれて良かったです
早速朝食をいただきましょうか」
「……はい」
椅子に座るときも椅子を引いて座りやすいようにしてくれてとても優しい人だなと思った
食卓にはトースト、ジャム、バター、珈琲と朝にぴったりの食事だ
「どうぞ」
「い、いただきます」
ジャムをトーストに付けて恐る恐る口に運ぶ
「！美味しい」
外はカリッ中はフワフワジャムもくどくなく優しい甘さだ
「焼いただけやから」
「それでもすっごく美味しいんです
久し振りに手作り料理を食べたな……」
パンを焼いただけで手作りとは言えないが最近コンビニの物ばかり食べていた私にとっては手作りだ
しばらく食べているとふと気になることがあった
声の高さや何より見たことのある髪型に琥珀色の髪色
聞かなければ何も知らず幸せで暖かな朝食なのに何故か思わず彼に聞いてしまったのだ
「あの……エーミールさん」
「何でしょうか」
「貴方って…………
ジェイソンなんですか？」
「……」
動かしていた手を止める
優しかった彼の笑顔が崩れ無表情に私を見つめていた
一緒にお話しましょ
「この服似合いますねでもちょっと刺激が強い……あまりこの格好でうろちょろしないで下さいね俺の理性が保てなくなるから」
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ケイワイ - 珍しいジェイソンですな。大体ゾムさんなので、新鮮な感じがしますわ (2019年3月24日 20時) (
レス) id: 00238eb098 (このIDを非表示/違反報告)
姫鶴 - 料理が上手で純粋…最高じゃないっすか！！ (2018年7月29日 15時) (レス) id: 558dcc7d93 (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - コメントありがとうございます！エーミール落ちが少ないなと思い書いてみました。文脈が変だったりしますがこれからもよろしくお願いします。 (2018年7月26日 18時) (レス) id: fa4eb191f1 (このIDを非表示/違反報告)
あっとろ - すごくおもしろいです！私エミさん推しなので、すごく嬉しいです！更新楽しみにしてます (2018年7月26日 15時) (レス) id: aeccefc1f2 (このIDを非表示/違反報告)
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