始まりの物語、4 ページ5
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トオルは怖かったけど人見知りっていうのは少し萌えたかも。
萌えって意味よく分からないけど、多分可愛いなんじゃないかな?
というか、いい加減コウ離してくれないかな…。
「んだよあいつ。中学生のとき、Aとずっと同じクラスだっただけなのにずっとAにベタベタしやがって」
「ほんとだね。まあ、きっとAのことが好きになったからだと思うけど」
「こいつが!?あり得ねぇ!」
この会話でまあまあ情報をGETしたね。
情報1、私はトオルと中学生時代ずっと同じクラスだったこと。
中学生のときのクラスメートって言っても、いつ同じクラスになったのかは分からなかったからね。
情報2、ナオは勘が鋭い、もしくはトオルの私への愛情は他のひとから見て分かりやすいこと。
前者ならナオ凄いで終わるけど、後者ならちょっと厄介かも。付き合ってる!?とか噂になったら他の3人攻略できないからね。
情報3、トオルは私に前から執着してること。
まあこれは分かってた。あの反応は絶対そうだろうなと思った。いくらヤンデレでも急に愛情オープンはないだろうと思ってたからね。
情報4、コウはとりあえず黙れ
これは知ってる。コウはいくらツンデレだとしても私に意地悪しすぎ。とりあえず抱き締めてんの離して。
『もー、コウは私のこと離してよ!助けてくれたのは感謝してるけど、ずっとこれは恥ずかしい!』
「あ、すまね」
コウはそういうと離してくれた。軽い命令には意外と従う方かもしれない。
すると、ナオは私の方を見ている。凄い目力?で見ている。
ほめてほめて!と言ってるみたいだ。
『ナオ、ありがとね!』
「うん!」
パアッと顔が明るくなり、太陽のような笑みで言ったナオ。あら可愛い。
すると、そんなところにまたイケメンが現れた。
「さっきはトオルがすまなかった。」
この人が最後のデレかと思ったら、【設定】がでてきた。私天才?
【設定】
源 キリ
年齢:15歳
身長:高い
性格:クーデレ
関係:中学生のときのクラスメート
トオルと双子でこっちが兄。
まさかのトオルと双子。
まあなんも関係ないよりはいいね。
「キリじゃねえか。まったく、トオルどうにかしてくれよー!」
「すまん、ちゃんと言っとく。」
コウの言葉で消えた【設定】。
キリは優しそう。
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作者名:ふくふくもち | 作成日時:2022年3月30日 0時