（（ 最高に魅力的な、謎を解く ））.7

#7 ページ8

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都母「遺書がね 、残ってたんだけど…

書いてる内容の意味が誰もわからないのよ」





都「春菜のお母さんが私たちにどうゆう意味か

わからないかって遺書を見せてくれたんだけど…」








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春菜の遺書には



【嬉しい色だったはずが

許せない色だったなんて もう 死ぬしかない】





と書いてあったらしい







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『“ 嬉しい色だったはずが 許されない色だった”？』




都「絵を書くのが好きだったから絵の具の事かな？

って思ったんだけど… 意味がわからないの」







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嬉しい色 、かぁ… 。


春菜が好きだったのは白だけど 、意味がわからない









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都母「それからお葬式の時…」


都「“神送りの矢”のことね」


はじめ「“神送りの矢”？」





『この村の古くからのしきたりで

亡くなった人の胸のところに3本の矢を置くの

“海の神” 、“山の神” 、“雪の神”を表す“神送りの矢”

…ですよね？』






都「そう 、よく知ってたね？」



『前に聞いたことがあって 、』




都「そうなんだ 、で 、その3本の矢が

いつの間にか無くなってたの」





はじめ「どういう事？」



都「わからない…」







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消えた“神送りの矢”

謎の自 殺を遂げた春菜

それに誰にもわからない遺書



…わからない








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都母「まあ お風呂に入って寝ましょう！

今日はもう疲れたでしょう？」




はじめ「はい 、」


佐木「ありがとうございます」


真壁「よし！ お母さん！ 手伝いますよ！」








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真壁部長が都のお母さんと食器を片付けている間に

順番にお風呂に入る





私は都のあとにお風呂に入れさせてもらった




髪の毛を乾かさずにお風呂から出ると

はじめと都が仲良さそうに話していた









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都「変わらないね 、はじめくんは 笑」


はじめ「都は大人っぽくなった？ 笑」


都「えっ！ い っ 、やめてよ〜！」








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はじめの言葉に照れたように顔を赤くする都


それに対して笑うはじめが楽しそうで

胸が痛く苦しくなった






二人は私に気づいたようで

都は困ったように私に笑って

先部屋で寝てるねと言って部屋へ戻って言った








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