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夏目side

緑が茂る森の中で今俺は逃げていた

「ガァァァァァァアア‼」
「ヨコセ!寄越セ夏目レイコ…友人帳をヨコセェェ‼」

何故妖が俺みたいな奴をこんなにも追いかけているのかそれは俺の持っている物に原因がある
祖母の夏目レイコが所持していた友人帳
名を書かれた妖は持ち主の部下となる
名を書かれた紙は本体同様、紙が傷ついたりすると名を書かれた妖も怪我を負う
受け継いだ日からそれを狙って襲ってくる妖から逃げるのも此処にきてから日常茶飯事となっている

正直勘弁して欲しい

でも今日は見た事がない妖がいる

「ウガァァァァァ‼」

傘を被って落武者みたいなヤツ
黒くて嫌な気配がする近づきたくないそれに

「うわっ‼」

落武者みたいなのは刀を持っている
でもあと少しで神社に着く
そこに行けば大抵の妖は入ってこられない

階段を登り鳥居をくぐる

後ろを見ると妖は苛つきながらも何処へ消え去った




一体だけ
落武者の奴が鳥居をくぐり神社へ入ってきた


「うわぁぁっ‼」

咄嗟に友人帳が入った鞄を抱きしめて逃げようとするも似た気配の奴が境内の裏から回ってきた
牛の骨みたいなのに短刀を咥えている

逃げようとするも後ろから大きな刀を鞘から抜き斬りかかろうとする


咄嗟に目を瞑る
しかし攻撃は来なかった
恐る恐る目を開けるとそこには刀を持ったんだ男の人が立っていた

加州「おにーさん大丈夫?」

「え、あっはい!ありがとうございます」

すると後ろからも声が聞こえてきた
子供の様な高い声

今剣「きよみつ!あるじさまからあまりひとにみられるなといわれたでしょう!」

三「まぁまぁ良いではないか」

乱「お兄さん、さっきの奴らに会ったらすぐに逃げるんだよ」

「わ、わかった…」

三「行くぞ、主が心配する」

「「「はーい」」」




「何だったんだ…」



呆然と立ち尽くしその人達の背中を見送った

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作者名:ショートケーキの赤いヤツ | 作成日時:2021年8月11日 18時

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