44話 ページ2
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貴女「よろしい?坊やは今からあそこにいるでかぶつの荷物をひったくって、指定の場所におびきよせるのです」
そこらへんにいた子供に催眠をかけ、でかぶつことジョナサンと、ディオとの手合わせが行えるようにはからう
目を細めて数百メートル先を見れば、大柄の男衆が___否、敵ジョナサンとその仲間達が歩いてくるのが伺えた
…?あの可笑しな帽子をかぶった老人は?__嫌な感じがする。
もしかしなくても、あれがジョナサンに余計な事を吹き込んだ爺であろう
本当に余計な真似だ!全く!
でもまああの爺も、我々にかかれば一捻り。
ディオに危険がおよべば、このA・ジョースターが直々に出向いてやろうではないか
そう一人心の中で高笑いしていると、ついにディオからお呼びがかかり__出陣にかかった
ふふ、あの坊やは上手くやってくれたようだ、あとで褒めの言葉の一つでもかけてやろうか。
ディオ「タルカスもブラフォード準備は済ませている。あとは我々だけだ
___本当に行くのか?」
ディオは私に手を差し出しながらも、おそらく十数回は聞かされたであろう文句を言った
貴女「まさか、いまさら私だけを引き返させたりはしないでしょうね、ディオ・ブランド―!
私が元々格闘や、戦闘好きというのは一番多く戦った貴方がよく知っているでしょう…
心配なさるのもほどほどに!
これ以上押さえつけられては我慢の限界というものですわ。下僕にも襲い掛かるいきおいよ」
そう半ば脅して、彼がうんと頷くまで私はじっとりとディオを下から睨みつけていた(だって彼は背が高いんです)
何故か顔が赤くなっていたのにはあえてふれないでおく
___ついに完全にディオが折れた、少しうなだれながら承知したディオにキスをして、そのたくましい腕の中にすっぽりとおさまる
貴女「ありがとう、私はね…守られるだけじゃいやなの。守られ守りたいのよ。
___さあ、こんな言い合いは終いにしましょう。
陽が落ちたのよ!我々の…
我々の世界が来たのだわ!!!」
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作者名:ひはる x他1人 | 作成日時:2016年4月9日 0時