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「おい、A。集合。」
「おう！今行く！」
太一に呼ばれたので、先輩に頭を下げてコーチの元へ走る。
なんかさっきの先輩、様子変だったなー。
まあ気にするほどでもないか。
俺たちが集まったのを確認してコーチは話し出した。
「えー、この休憩終わったらあと２セットやって今日は終わりな。次のセットはメンバー入れ替えてやって、最後はレギュラーでやるから準備しとけよ。」
「「「はい！！！」」」
っしゃあキタキタキターーー！！！
やっと来たぜ俺のアピールタイムが！！！
ニヤニヤしていると梅田に、まだお前が出るって言われてないだろって顔をされた。その通り。
「とりあえず、川西と柴田、獅音と智也、山形と神谷がチェンジ。」
よし！！俺！！！出番！！！とりあえずだけど！！
コーチが解散を言い渡すと、太一が近寄ってくる。
「やっとだな、A。」
「ホントだよ！今日1日何も出来ず終わるかと思った…。」
「もう春高予選まで時間もないからなー。ちゃんと活躍しろよ？」
「はっ！言われなくてもそのつもりだよ！！」
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大学生達は、力で押してくるというよりは数で拡散させる方法で戦っている。
理由は、大学生と高校生で力比べをしたところで結果は分かりきっているからだ。お互いになんのメリットもない。
俺達からしたら、巧みなコンビバレーの青葉城西やビデオで見た速さ重視の烏野なんかを想定して実践練習が出来る。
そんで大学生的には、新しいコンビの練習相手なんかに高校生はうってつけだし、超高校級のウシワカでディグ練習が出来る。
「ツーないツーない！！」
「ライトー！1番マーク！！」
次のサーブは相手セッター。サウスポーで、たしかジャンプサーブ。
ただし……、
「A！」
「はい！！」
ボゴオォォンッ！！
超重いっ………！！！！！
かろうじて上げたボールはコートの中央ら辺。ネットを超えるよりはマシだが、これじゃトスの選択肢が狭まる。
「牛島さん！！」
賢二郎が走ってきてアンダーでライトへ高いトス。
それを完璧な助走で床を蹴った牛島さんが打ち込み、相手ブロッカーをぶっ飛ばした。
「「「シャア！！」」」
その後、他のポジションもメンバーを変えてゲームを続けたが、大学生相手に簡単に勝利できるわけもなく。
俺達は今日1日全敗で幕を閉じた。
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華火(プロフ) - あめめさん» ごめんなさい！外しました！ (2020年4月14日 1時) (
レス) id: 547328387d (このIDを非表示/違反報告)
華火(プロフ) - 。さん» ごめんなさい！外しました！ (2020年4月14日 1時) (レス) id: 547328387d (このIDを非表示/違反報告)
あめめ - とても良い作品ですね！ですが、オリジナルフラグが外れていないです！とても素敵な作品なので、フラグを外して創作活動を楽しみましょう！ (2020年4月3日 16時) (レス) id: c283a9fbdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華火 | 作成日時：2020年4月2日 23時
