最近好きな白布先輩【白布賢二郎】

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Aside



やって来ました！！！文化祭！！！
学園中が飾り付けられ私もテンション爆上がり中。高校の文化祭ってなんて楽しいんだ！！



中庭に作られた特設ステージでは軽音部がライブをしていたり、有志でコントやってたりして賑やかだ。



「タピオカ売れてるのかなー。」


「結構人入ってるっぽいよ。」



私が店番やってた時はそんなに人はいなかったけど、午後からは来校者も増える。



「あ、そうだ。先輩のとこ行くんだ。」


「あー、なんだっけ？パンケーキ？」


「そうそう。」



差し入れするって言ったし、自分のクラスのタピオカ買ってから行こうっと。








･







「あれ、五色達もいる。」


「ほんとだー、やほー。」




白布先輩のクラスに行くと、五色と斉藤くんもパンケーキを買っていた。
あんたらパンケーキとか食べるんだね…、とも思ったけど、先輩のクラスのパンケーキは美味しいって評判になっている。



「あ、A。」


「先輩！お疲れ様…で……す。」



奥からひょっこり出てきた白布先輩を見て、思わず口をポカーンと開いてしまう。




………く、黒、エプロン…だと？


んぎゃあぁぁぁぁ！！！がっごいい〜！！！なにそれなにそれ！！聞いてないです〜！！！


「せ、先輩。写真撮ってもいいですか。」


「ん？あー、いいよ。」



カメラを向けると「え、ピン？ツーショじゃなくて？」と笑っている。是非ともピンで1枚！！


カシャ、とエプロン姿の白布先輩を私の携帯に収めて満足する。あー、幸せ。しばらくこの1枚で生きていける。



「あ、タピオカどうぞ。」


「おう、サンキュ。ちょっと待ってな、俺が直々に焼いてやるよ。」


「やったー！！」



白布先輩が焼いてくれたら5割増で美味しくなりそうだ。今日は視覚的にも特大サービス頂いたし、今生に悔いなしって感じです。はい。


白布先輩が裏に引っ込むと、五色達が慌ただしく駆け寄ってくる。



「これ！上手い！普通に！めっちゃ！」


「どっちだよ。」


「めっちゃ！！」



目を見開いてアピールしてくる所を見ると、本当に美味しいんだろう。楽しみだな！




「五色達、どこまわった？」


「唐揚げとー、焼きそばとー、チュロスとー、こことー、あと瀬見さんのクラスの劇！！」


「あれ超面白かったよな。」



ああ、噂の女王様役のやつね。
私達も暇だったら後で行ってみるか。

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