最近好きな白布先輩【白布賢二郎】 (ページ35)

今日:21 hit、昨日:41 hit、合計:262,509 hit

34 ページ35

･

「白布先輩、今日はお菓子があります。」

「え、何？」

「じゃーん、シフォンケーキです。」

いつものバッグからそれを取り出す。

あれから私は何回か白布先輩とお昼ご飯を一緒に食べることに成功している。いやぁ、もう告ってしまったからには行動あるのみ！と思って。

意外にも先輩は誘いに応じてくれるし、わりと順調にアピール続けられています。

「えっ、好き。」

「良かったです。あ、生クリームいりますか？」

「うん。」

よしよし。五色のやつ使えるぞ。誤情報だったらぶん殴ってたけど。

フワフワ、といえばシフォンケーキ。シフォンケーキといえば紅茶味！！！(偏見)

私が紅茶のシフォンケーキが好きなだけなんだけど、自分が美味しいと思う物が1番上手に作れそうじゃん？

小さめにカットしてきたシフォンケーキを摘み、ポイッと口に入れる白布先輩。

「…超美味い。次もこれ作ってきて。」

「スパン短いと好きな物も嫌いになりますよ。」

「じゃあ次の次。」

それ全然短いです～可愛いぃ～。

私もケーキにクリームを少し乗せて、口に入れる。うん。ちゃんと美味しい。

白布先輩は絶対、Aも一緒に食べよって言ってくれる。1人だけ食べてるのはなんか嫌らしい。
自分で言うのもなんだけど、私のお菓子って美味しいから、まあ私も遠慮なく食べてしまっている。

「次の授業なんですか？」

「体育。バレー。」

「本職じゃないですか。」

「まあな。」

うーわ、超見たい…。白布先輩によれば、しばらく大きな公式戦はないらしい。というわけで私も白布先輩がプレーするお姿を拝むことは許されない。

…せめて同じ学年なら、体育で見れたのに！！

「でも俺、体育ならバスケやりたい。」

「え？そうなんですか？」

「うん。そういう奴結構多いと思う。」

多少なりとも初心者勢に気を遣わなくてはいけないことがストレス、と言う白布先輩。……確かに、ウチのバレー部が体育で全力出してきたらみんな縮こまるな。

「下手くそ見てるとイライラする…みたいな？」

「まさか。…いつもよりワクワクしないだけだよ。」

……白布先輩のお口からワクワク頂きました。

いや、そんなことより、白布先輩がバスケしているところもぜひ拝見したい。球技大会でバスケ出てくれないかな。