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白布side
やっとだ。
やっと聞けた。
中学の時からずっと振り向いて欲しかった。
ついこの間まで、意識さえしてもらえてなかった。
Aが、好き、って。
俺の事、好きって。
ああ、なんかもう、死んでもいいかも。
──────────
「お、白布じゃん。」
「爽太。」
もうすぐ昼休憩に入る、という頃。
運動場の水道場が信じられないくらい混んでいて、さすがに並ぶ気になれず、わざわざ体育館近くの水道場に向かっている途中でのこと。
前から颯爽と、爽太が歩いてきた。
「どこ行くの？」
「水道場。あっち混んでてさ。…爽太こそ、どこいってきたの？」
「……あー俺？…俺はねー、…んー、」
ヘラヘラしながらきまりが悪そうに言葉を濁す爽太を見て、何故か、なんとなく分かってしまった。
「…どこっていうか…フラれてきた〜。」
「……………誰に？」
爽太はクスッと笑い、「多分、白布が思いついた子で、合ってるよ。」と言った。
やっぱり、爽太もAが好きだったんだ。
「なんか〜他に好きな人がいるらしいですよ〜？」
わざとらしく目を細めて俺の顔を覗き込んでくる。
自分で言うのもなんだけど、最近Aが俺を意識し始めたのは言われなくても分かってた。
でも、それは周りの雰囲気に流されている可能性が全く無いわけではない。
まあ、つまり、確信がない。
でもそれはお互い様だ。多分、Aもそう思っている。これで違ったらマジで恥ずかしいけど。
Aに聞きたい。
爽太みたいな良い奴、なんで振ったのか。
好きな人はだれなのか。
……俺のこと好きなのか。
「花巻なら白布が行こうとしてる所にいるよ。なんか、ここまで来るともうこれ運命な気がするけど。」
これは、チャンスな気がする。
これまでずっと言えなかったことを、Aに言う機会を、神様がくれた気がする。
「…俺も、今、言ってくるわ。」
俺がそう言うと、爽太はフワッと笑って、「頑張れよ！」と言った。
「…爽太って、本当に良い奴だよな。」
「そうか？」
単純に、花巻にも白布にも、幸せになって欲しいだけだよ。俺、二人とも好きだからさ。
と言って、爽太は運動場の方へ戻っていった。
「やっぱ良い奴。」
逆の立場なら、自分が振られた直後に他人の応援なんて出来ない。
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ヲタク - 白布ツンデレ感あって可愛いまじで白鳥沢のなかで個人的に最推し。読んでてすっごい幸せでしタァ(*///´_`///) (2022年10月18日 22時) (
レス) @page22 id: 8aaf6ce381 (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - 白布賢二郎、ツンデレ代表だから彼氏にしたいナンバーワンでもあるけども、ぉぉおおおおおおしぃぃいいがァァァ (2020年8月11日 23時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
神奈川県って存在薄くね？神奈川県民より - 麗羽さん» それな (2020年3月14日 2時) (レス) id: 2ec1bda221 (このIDを非表示/違反報告)
華火(プロフ) - 卯月さん» 嬉しい限りです！！本当にありがとうございます！頑張ります！！ (2019年5月5日 19時) (レス) id: f57a061106 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - 素敵な作品をありがとうございます！最近はあまり見れてなくて、久しぶりに見たら完結していて、最後まで一気読みしちゃいました！本当に夢主ちゃんと白布さんが可愛いくて、川西君に瞳ちゃんに兎に角皆大好きでもっとHQ が好きになりました!これからも頑張って下さい! (2019年4月21日 23時) (レス) id: ac010926fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華火 | 作成日時：2018年10月27日 0時
