【ハイキュー】生意気なクソガキを預かった【青葉城西】

No.35 人見知り少女 ページ35

次は烏野だ。


澤村「烏野の主将の澤村大地です。よろしく」

菅原「副主将の菅原孝支です。よろしくな」

清水「マネージャーの清水潔子です」

谷地「おっ同じくマネージャーのっ、や、谷地仁花ですっっ！！」


盛大に噛みまくったね。

あ、最後は青城か。


及川「はいはーい。青城の主将をしている及川徹です！よろしくね〜！」

岩泉「副主将の岩泉一だ。クソ川が迷惑掛けるかもしれねぇがよろしく頼む」

及川「ちょっと！？岩ちゃん！！？」

有栖川「マネージャーの有栖川美琴です。よろしくお願いします」


うるせぇ、と岩ちゃんに睨まれてしまった。

てか、Aは？自己紹介しないと。

及川さんの後ろに隠れているAをツンツンと突けばピクリと反応する。


及「ほら、ちゃんと自己紹介しないと」

『……』

金「A、ちゃんとしようぜ！」


金田一の言葉で俺の足から顔を出す。

なんで、金田一の言うことは聞くんだよ。


『………せいじょう、の…まねーじゃー…の、緋澄A……です』


なんとか、皆が聞こえるぐらいの声で言ったA。

すぐに隠れちゃったけどね。


及川「Aは、ちょっとした事情で一緒に参加することになったから、仲良くしてあげてね。

それと、口悪いしけど、パワーはゴリラ並みだから」



そう言えば、足の脛を蹴られた。



『ゴリラはとおるでしょ』

及川「いったいなぁ…事実を言っただけなんだから、そんなに怒んないでよ」

『女子に言う言葉じゃない』

及川「女子なんて有栖川ちゃん以外にいる？」



キョロキョロと見回せば、何故か有栖川ちゃんに怒られてしまった。



有栖川「及川君にはこの天使が見えないの？」

及川「え……て、天使…？」

有栖川「見えないの？」

及川「み、見えます……」

有栖川「なら、安心したわ」



え、なんで怒られてんの俺。

天使って、有栖川ちゃん大袈裟すぎない？Aだよ？？確かに可愛いけど。

そして、何故か俺だけ溝口君にうるさい、と怒られる。

いや、俺も悪いけど、有栖川ちゃんもAも悪いよね？

納得行かないまま、音駒の監督が話し始めた。



猫又「前半は、アップをしたあと、二校が試合を始め、もう二校は見学だ。見学する者達はしっかり別の者達の技術を盗むといい。試合が終わったら、交代。

後半は、各校で今日の反省点を見つけ出し、練習に取り掛かる、以上」



解散の言葉で、俺達はアップに取り掛かった。

No.36 ローテーション→←No.34 自己紹介

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す