【ハイキュー】生意気なクソガキを預かった【青葉城西】

No.24 作戦実行 ページ24

溝口「従姉妹を合宿に連れて行きたいィ…？」

及川「うん！」


早速、俺は溝口君と監督に挑んだ。

けどまぁ、許可はそう簡単に降りないわけで



溝口「及川。合宿は遊びに行くんじゃねぇぞ？」

及川「重々承知しております…」

溝口「小三が心配なのは分かるが…流石になぁ」

及川「ぐっ……」


溝口君が言いたいことはもう分かってる。

答えはNoだろう。けど、及川さんだって今日は譲れない！！



及川「Aだって役に立ちます！」

溝口「役に立つって…一人でスポドリを持ってこれんのか？」

及川「ゴリラなんで！」

溝口「女の子をゴリラ呼ばわりすんのやめろ」


だって事実なんだもん！

熊にも勝てるよあの子。



及川「お願いします！溝口君！監督！」

溝口「確かに、マネが増えれば負担が減るが…小学生一人も大変だろ」

及川「うっ……」



頭を下げても許可は下りなかった。

朝練が終わるチャイムが鳴り、このまま解散となった。

監督がこちらを見てるのに気づかないまま。








及川「許可下りなかったよぉ…」

岩泉「普段いい子にしとけば変わったかもな」

及川「何それ！普段及川さんが問題児みたいな言い方！」

岩泉「間違ってねぇだろ」


昼休み、いつもと同じようにバレー部で集まり昼食を取っていた。

及川さんが泣いても誰も慰めてくれない。


及川「皆ひどいよね」

松川「及川に言われたくない」

及川「及川さんは優しいもん！」


ギャーギャー騒いでいると、ガチャッと扉の開ける音が聞こえた。

目を追ってみると、そこにいたのは有栖川美琴。



有栖川「ここに居たんですね。バレー部の皆さん」



にっこりと笑みを浮かべる有栖川ちゃんに全員が警戒する。

すると、こちらが警戒している事に気づいたのか、そんな警戒しないでくださいよと笑うのをやめた。



及川「えーと、何か用かな？」

有栖川「ええ。ギャラリーから聞きました。及川君、Aちゃんを合宿に連れて行きたいそうですね」

及川「……へぇ、流石会長サマ。情報がはやいね」

有栖川「うふふ。それ程でも。…その事で一つ提案が」

花巻「提案…？」

有栖川「私をバレー部のマネージャーにしてください」



…………はぁ？？

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