No.3 女の子の事情 ページ3
及川「なんで、預かることになったの？」
俺が一番疑問である事。
だって、緋澄なんて知らないし。今まで一度も会ったことないのに。
この子容姿は良いのに、性格は駄目だよね。
「Aちゃんのお母さんは私の妹なのよ」
及川「待って初耳」
「あらそう？で、二人とも仕事で海外に行かなくちゃ行けなくなって。海外ってほら、色々と心配じゃない？だから、私のところに来て、預かってくれない？って」
及川「それで、引き受けたの？」
「もちろん。だって、こんなに可愛い女の子と暮らせるのよ？華があって良いじゃない」
そりゃあ華があったほうが良いかもしれないけどさ…
もっと、性格が可愛い子が良かったよ！！
「Aちゃんの部屋は徹の隣だから。分からない事があったら聞いてね〜」
『……はい。えっと…』
「……あっ！そうね。私の事はお姉さんって呼んで！」
母さん。何、子供に言わせようとしてるの。
お姉さんって、その年で？
まぁ、そんな事はわからず、ガキはお姉さん？と首を傾げながら言う。
きゃー！可愛い〜！！って叫んでるうちの母さんはもう手遅れだと思う。
……もしかしたら、俺の事もお兄ちゃんって呼んでくれるかも。
前々から夢だったんだよねー。お兄ちゃんって年下の女の子に言われるの。
及川「俺の事は、お兄ちゃんで良いよ！」
『…オジサン』
及川「やっぱり生意気！！」
駄目だ。全然可愛くない。
ちょっとでも期待した俺が馬鹿だった。
母さんは、俺にガキを任せて夕飯を作りに行った。
リビングには、俺とガキ二人だけで不穏な空気が漂う。
及川「ね、ねぇ…君」
『…君じゃなくてA』
及川「あ、うん」
なんだ、子供らしいじゃん。
名前で呼んで欲しいなんて、可愛いところあるんだね。
及川「Aちゃんは、何年生？」
『…三年。あと、ちゃん付けやめて。鳥肌立つ』
及川「前言撤回。生意気なガキだわ」
可愛い要素なんて一つもなかった。
……いや、顔は可愛いかな。か・お・は！！
『とおるは？』
及川「さんを付けろさんを。高校三年だよ」
『だから、髪ないんだ』
及川「まだあるから！！」
…次の質問に移ろう。
適当に、好きな食べ物かな
及川「好きな食べ物は？」
『…ピザマン』
及川「小学生とは思えない返答」
そこはもっと可愛く、ポッキーとかパフェとかさ？
そんな見た目でギャップ有りすぎ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1557人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (9月29日 8時) (
レス) @page48 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
パッチ - いやかわよ(´‘▽‘｀) (2022年8月13日 23時) (レス) @page1 id: f3deab0936 (このIDを非表示/違反報告)
のん！ - 更新停止なんですか！めっちゃ面白いです！続き楽しみにまってます！！頑張ってください！！！ (2020年11月29日 11時) (レス) id: c484b15809 (このIDを非表示/違反報告)
MiSo(プロフ) - 面白いし、楽しいので大好きです！！更新停止中ですが、再開したら無理しないで頑張ってください！！再開されるのを楽しみに待っています！！ (2020年3月8日 1時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
こーこ(プロフ) - なんかもう有栖川ちゃんいい子に見える…。久しぶりにもう一回全部読み直しました！やっぱり最高です！ (2019年11月29日 13時) (レス) id: b13e5395fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
