No.12 可愛がられる少女 ページ12
「及川くんの従姉妹なの〜？えー可愛い〜！」
「そりゃあ、及川くんに似て、可愛くなるよ！」
「お姉さんと一緒に写真撮ろ〜？
ツイッターのフォロワー増えるわキタコレ」ﾎﾞｿｯ
『えっちょ…』
二階へ避難した瞬間、お姉さんたちに囲まれた。
てか、最後のお姉さんホンネ出てるよ。
「及川くん、家ではどんな感じなの〜？」
『自分の部屋でエッ チな本見てる』
「え"……そ、そうなんだぁ〜」
ちょっと引いた目でとおるを見つめるお姉さん。
よし、好感度をドンドン落とし行こう。
「及川さんはどんな子が好きなの？」
『ろりの巨乳』
「きょ、巨乳……」
「ほ、他にはどんな感じで過ごしてるの？ほら…バレーの試合を見てるとか……」
『ん〜とね、お風呂上がりはパンツ一丁で寝転んでるよ』
「あはは…………そっか」
段々と声が小さくなっていくお姉さんたち。
すると、私を連れてきてくれた美人お姉さんが目の前に現れた。
「Aちゃん…だよね？及川くんは本当にそんなのなの？」
『うん』
「……そっか」
素直に頷けば、美人お姉さんは目線を下に向けた。
途端に、周りが騒がしくなる。
「有栖川さん怒ったんじゃ…！！」
「どうする！！？あの人が怒れば手がつけれないよ！！」
「ファンクラブの"会長"だし……」
え、お姉さんとおるのファンクラブに入ってるんだ。意外。
こんな事思ってるけど、不穏な空気である。
とおるたちもこの空気に気付いたのか、こっちを見る。
「及川くんは、ロリで巨乳の子が好きなのね…」
あ、お姉さんとおるのこと狙ってたの？
だから、落ち込んでるんだ。
『大丈夫だよお姉さん。とおる、お姉さんみたいな綺麗な人も好きそうだし』
「綺麗…？Aちゃんそれは私のこと？」
『うん…？お姉さん綺麗じゃん？とおるは押しに弱いから行けると思うよ』
グッ！と親指を立てれば、お姉さんが抱き着いてきた。
もちろん、驚きすぎて目を見開いた。
「私、Aちゃんのファンクラブ作ろっかな…」
『誰も入らないと思うよ』
「いいわよ。私だけが入れば」
私の頭を撫でながらニコリと微笑むお姉さん。
今更だけど、名前は有栖川美琴さん。
ありすちゃんって呼ぶことにした。
「有栖川さんを手懐けるなんて…何と恐ろしい子」
「会長って、こんなに甘かった？」
「Aちゃん限定じゃない？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1557人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (9月29日 8時) (
レス) @page48 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
パッチ - いやかわよ(´‘▽‘｀) (2022年8月13日 23時) (レス) @page1 id: f3deab0936 (このIDを非表示/違反報告)
のん！ - 更新停止なんですか！めっちゃ面白いです！続き楽しみにまってます！！頑張ってください！！！ (2020年11月29日 11時) (レス) id: c484b15809 (このIDを非表示/違反報告)
MiSo(プロフ) - 面白いし、楽しいので大好きです！！更新停止中ですが、再開したら無理しないで頑張ってください！！再開されるのを楽しみに待っています！！ (2020年3月8日 1時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
こーこ(プロフ) - なんかもう有栖川ちゃんいい子に見える…。久しぶりにもう一回全部読み直しました！やっぱり最高です！ (2019年11月29日 13時) (レス) id: b13e5395fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
