【ハイキュー】生意気なクソガキを預かった【青葉城西】

No.11 賑やか ページ11

岩ちゃんにトスしようとした瞬間、扉の前にいたA。

なんでいるのか聞けば、鍵を忘れたらしい。

はっ！馬鹿だね。及川さんにハゲとか言うから罰が当たったんだよ！！

二人で、言い争えば岩ちゃん達が近付いてきた。



松川「……及川」

及川「なに、まっつん」

松川「…誘拐はねぇべ」



……………はぁ！？



及川「ちょちょちょ、待ってっ！？何勘違いしてんの！？」

岩泉「及川……そんな奴だったとは。クソだとは思っていたが…」

国見「遂に犯罪にまで手を染めましたか」

及川「ちょっと待って！！？違うから！！！」



俺が必死に誤解を解こうとしていると、Aに近付くマッキー。

待って嫌な予感しかない。



花巻「名前言える？」

『…緋澄A』

花巻「何歳ですか？」

『9歳です』

花巻「君を誘拐したのは、誰？」

『そこのハゲてる及川とおるです』

花巻「………及川」

及川「違うから！！！！Aも悪ノリしない！！」



マッキーに泣きつくA。クソガキお前、絶対泣いてないでしょ。

「怖かった」とか、お前野生の熊にでも勝てそうなのに。




『…ねぇ、鍵早く』

及川「貸してください、でしょ？クソガキ」



いきなり、顔を上げて手を差し出してくる。

ほら、涙なんて一粒も出てない。



及川「ちょっと待ってて、今取ってくるから。感謝してよガキ」

『お礼としてにんじんあげるね』

及川「いらないから！」



部室に向かおうとすれば、岩ちゃんに止められた。



岩泉「お前、最近不審者が出てるの知らねえのか？」

及川「えっそうなの？」

松川「まじか。可愛いAちゃん誘拐されちゃうかもよ？」

及川「あれの何処が可愛いのさ」

松川「俺は及川の元カノよりは断然可愛いと思うけど」

及川「そんなド正論言わないでよ！！」



他にも散々言われ、監督に許可を貰い、部活が終わるまで待ってもらうことに。

Aは流れ弾が当たらないように、と二階へ。




花巻「てか、及川Aちゃんとどういう関係なわけ？」

及川「従姉妹だよ」

花巻「うわ、良いなぁあんな可愛い子が従姉妹とか。滅べ及川」

及川「もっと性格が可愛い子が良かったよ」

花巻「わがまま大王様降臨」

及川「やめて！？そこは、王子様でしよ！！？」

岩泉「うるっせえぞクソ川！！！」

及川「岩ちゃん辛辣っ！！」

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