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酔ってるから gk ページ8
▫️恋人(一人称視点)
｢あ！おかえりぃ｣
｢…ただいま｣
おかえりと声をかけてきたガクくんはかなり出来上がってるらしい。
頬を赤らめ機嫌良さそうに笑って、片手に持っている缶チューハイを横に振っていた。何も音がしないので空になっているようだ。それをテーブルの隅にある空き缶の列にに並べる。珍しく数本も飲んでる。この酔っ払い具合にも納得だ。
冷蔵庫から水のペットボトルを1つ取り出した。
あぁ、今日は応援してるサッカーチームの試合中継があるんだって言ってたからテンションあがって飲んだのかな。
｢ガクくん、お水飲もうね｣
ペットボトルを差し出すと、まだくふくふと笑っていた。こんなに酔っ払ってるの見るの初めてかも。コーラの方が好きだから〜っていつも飲まないのに。
ガクくんはこっちを見てるのになかなか受け取らない。両手で頬杖をついて見上げてくる。
｢じゃあ飲ませて｣
｢のま……飲ませて！？｣
いつものガクくんなら絶対言わないであろう言葉に一瞬思考が止まった。
｢ねぇ、飲んで欲しいんでしょ？｣
｢飲まないと困るのガクくんじゃ、｣
｢えー？まだ飲まなくてもいいよオレは｣
まだってどういう事。そう思いながら、とりあえずガクくんの横にペットボトルを置こうと近付いた。置いといたら飲んでくれるでしょ。キャップを緩めて置いた。
｢Aちゃん｣
｢なぁに？｣
.
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作者名：Nk | 作成日時：2024年1月21日 22時
