かっこいいでしょ? gk ページ25
▫️同僚ライバー(rkit視点)
※悪/ 魔の踊/ り方の衣装のお話
※この前のお話から微妙に繋がってたりします。単体でも読めます。(無自覚2人のもだもだを周りが見守るシリーズ的な)
「はい!力一さんと伏見さん一旦撮影終了です!
また出番きたら呼びますので待っててください」
ということで、ガッくんと一旦休憩することになった。
自分たちの椅子は用意されていたけど、この衣装凝ってるんだよな。座って変なシワができないか心配してると、ガッくんが声をかけてきた。
「力一さん、自販機行くんすけど飲み物いります?」
「うん?あー、おれも行こうかな」
2人で近くの自販機へ向かう。
お目当ての自販機の前には一人、女性がいた。
あの後ろ姿は…。
誰か分かったが声はかけるのは止めた。横にいるガッくんがなにか企んでそうな顔をしてるのに気付いたからだ。
行ってきますとジェスチャーをされ、声を出さずに手を振った。
ガッくんが忍び足でその人物の真後ろに立つのを見守る。彼女はどれを買うのか悩んでるらしく全く気づいてないようだ。
「ばぁ!」
「ひゃっ!?
もう、ガクくん驚かせないで、……って今日撮影なの?」
見事にびっくりさせられたAちゃんが振り返ると、ガッくんを見てまた驚いていた。
そう、今日は4月1日にあげる動画の撮影で黒基調のシックな衣装を着ているのだ。いつもとは印象の違う装いに珍しげに見ていた。
「うん。力一さんたちと撮影」
「あ!力一さん!お疲れ様です」
ガッくんがおれに視線を向けると、同じくAちゃんもおれの方へ向いてようやく気付いたみたいだ。
ガッくんに隠れてたみたいで気づかなかったらしい。今日のガッくん厚底の靴のせいでおれよりも背が高くなってるから見えなかったのだろう。
というか、Aちゃんのすぐ側に立っていているので覆い隠してるような状態だ。
おれも身長高い方だけど今の2人の身長差すげぇな。
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作者名:Nk | 作成日時:2024年1月21日 22時