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気分を落ち着かせるために、同じく勝者でご褒美のスイーツを堪能している花咲ちゃんに絡んで癒されることにした。
「花咲ちゃん美味しかった？」
「うん！あ、Aちゃんの色違うね、何味？」
「えっとね、」
どんな味だったけ？
さっきので全て吹き飛んだ。もう一度食べてみようと、口に入れた直後にガクくんが「あ！それほうじ茶っすよ」と教えてくれた。たしかに、ほうじ茶の風味がする。
「花咲ちゃんのは？」
「いちごだよ！
Aちゃん最後の一口あげる！」
かわいい〜！
花咲ちゃんに癒された私は、それから調子は元通りよりも絶好調になって次も勝たせてもらった。今度はガクくんが食べれなかったけれど、あげませんからね！と警戒してたら「そんな横取りしませんよぉ、Aちゃんほら食べて食べて」と言われてしまい、食い意地が張ってるように見えちゃったじゃん。もう！！
「お疲れ様でしたー！」
「お疲れ様です！
あ、まって、ガクくん」
配信が終わったあとガクくんを捕まえてこそっと耳打ちする。
「さっきのギルさま食べないの分かってたでしょ」
そう、なんだかんだギルさまは食べないのが分かってたから安心して冗談で差し出してたのだ。
ガクくんは目を逸らしながら頬をかく。
「あー...ザレンさんならそうするって分かってたんすけど、」
「......？」
「や、なんでもない」
気になるじゃん。
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「伏見クンさぁ......。
ていうか、あの2人スプーンのこと気にしないんだねぇ...」
「じぃじ？」
「アー、ウン、焦れったいねぇって話」
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作者名：Nk | 作成日時：2024年1月21日 22時
