写真フォルダ knmc? ページ2
▫️(一人称視点)
※刀子メイン
どこからどうみても、これってソファの上で床ドンさててるよね。
｢Aちゃん…だめですか？｣
｢や、あの……｣
｢刀也さんの居ないうちに、ね？｣
いま私は刀子ちゃんに迫られているのだ。
最初は二人で横に並んで座っていた。適切な距離で。
しかし、刀子ちゃんが近づいてきては私がソファで後ずさり。最後には身を乗り出してきて私は刀子ちゃんに見下ろされるような状態になっていた。いやいやいや！
｢待って！？剣持くんに戻った時正気でいられるの！？｣
｢私のときは記憶ないので大丈夫です！｣
｢大丈夫なんだ……じゃないから！｣
肩を押して押し返そうとするも力強いね！？全然ビクともしない。剣道してる筋力ですか？それとも剣持くんの筋力そのままなんですか？！
｢え〜？ツーショット撮りたいだけなんですよ？叶えてくれないんです？｣
｢最初に撮ったのだけで良くないかな？！｣
｢刀也さんにマウント取りたいじゃないですか。私の方がAちゃんと仲良いって｣
｢だからって、そんな引っ付いてなくても！！｣
最初は横並びで撮ってたのに、もうちょっともうちょっとの声に応じていたら首に手を回して密着した状態の写真も！と過激になって行ったのだ。
これ、明日の剣持くんに訴えられない？
｢だって、次会えるのは1年後なんですよ……？｣
美少女がしょんぼりと言うので私は気付いたらいいよと返していた。そして、写真も撮り終わっていた。あまりの衝撃に脳がスパークしたらしい。記憶が無い。
｢ありがとうございます。
Aちゃん、また来年も会ってくださいね｣
……うん。美少女の笑顔見れたならいいや。
━━━━━━━━━━━━━━━
｢くっ！今年も刀也さんに負けちゃった……いいもん！後でスマホの写真フォルダでも見て悔しがってよね！｣
｢はぁ？………ちょっ、待て！刀子！なんて写真撮ってんだよ！！Aさんと何してんの！？｣
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作者名：Nk | 作成日時：2024年1月21日 22時
