あなたの隣2【短編集】 (ページ31)

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gk(＋knmc) ページ31

▫️伏見さんが年上幼馴染のつづき
(knmc視点)

｢あ！ガクおにいちゃん！……っと、お友達も一緒だった？ごめんね｣

｢A、学校終わり？｣

がっくんと2人で歩いていると、同い年くらいの女の子に声をかけられた。
おにいちゃんって呼んでたな、がっくんの妹……？聞いたことがなかった。

｢刀也さん、ちょっとだけいい？｣

｢あぁ、いいよ。先に行っとこうか？｣

｢大丈夫、ちょっと話すだけ。
あ！オレの幼馴染っす！本物の妹じゃないんで！｣

なに、その妹の訂正。妹だったら何でも好きだと思ってるのかよ。
女の子はこれからバイトに向かうところでがっくんを見かけて寄ってきたらしい。

｢サンドウィッチが美味しい店だから今度来てね！｣

｢あのピンクのとこだろぉ？男2人で行けっかな｣

｢来たらサービスするから！お友達さんも是非｣

ピンクのとこと聞いて、がっくんが美味しかったって言ってたサンドウィッチ屋を思い出す。
気になるから行くのありかもしれない。頷いておくと、にぱっと明るい笑顔を向けられた。がっくんの幼馴染って笑顔まで似るのかな。

｢またね！ガクおにいちゃん！お邪魔しました｣

｢またな〜｣

そう言って、女の子は帰って行った。
もうそろそろ聞いてもいいだろうか。会話の途中から気になってた事を聞く。

｢……〝ガクおにいちゃん〟って呼ばせてるんですか？｣

｢ちげぇし！呼ばせてるって何！？オレが呼んでって頼み込んだと思ってんの！？｣

うるさっ

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